結婚記念プレートを宇宙に 人工衛星で地球周回 つくばの結婚式場で募集中

2018年8月18日 16:57

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記念プレートを搭載した「キューブサット」のイメージ。(画像: ワープスペースの発表資料より)

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●超小型人工衛星にプレートを搭載し、ISSから宇宙飛行士が放出

 人工衛星に新郎新婦のオリジナルプレートを搭載して宇宙に運び、国際宇宙ステーション(ISS)から放出。その模様は宇宙飛行士が写真に収めて新郎新婦にプレゼントしてくれ、衛星は約2年間地球を回り続ける。この企画は宇宙ベンチャー、ワープスペース(茨城県つくば市)が地元のホテル、オークラフロンティアホテルつくば(同市)と提携して行うもので、2018年7月末より予約を開始した。

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 人工衛星は「キューブサット」と呼ばれる1辺が10センチメートルの超小型で、その中に長さ16ミリメートル、幅8ミリメートルのチタン製プレートを収納する。衛星1機で約600枚のプレートが収納可能という。

●筑波大学が母体の宇宙ベンチャー企業が発案

 ワープスペースは、2011年に筑波大学で大学衛星プロジェクトを立ち上げた亀田敏弘准教授が、2016年に創設した宇宙ベンチャー企業。大学時代に2機の「キューブサット」の打ち上げを経験し、衛星用の低コスト通信モジュールの開発に成功した。ワープスペースはこの低コスト通信モジュールを核に、人工衛星事業や宇宙サービス事業、宇宙教育事業を展開している。「キューブサット」は2014年に第1号機(失敗)、2016年に改良型の第2号機が打ち上げられた。第2号機は現在も地球を周回している。

 ワープスペースはこのプレートを放出する宇宙記念品サービスのほか、宇宙を使ったゲームのプラットホーム衛星も開発中だ。人工衛星は宇宙を舞台にしたゲームのためのアイテム収集や、さまざまな信号を宇宙から送る基地となる。特許も取得済みだ。

●2019年後半には打ち上げられる予定

 新郎新婦オリジナルプレートは1枚3万円で、2019年2月までに挙式した場合は、2019年後半に打ち上げられる見込みだ。「こうのとり」などの宇宙空間輸送船でISSまで運び、宇宙飛行士の手で宇宙空間へ放出される。放出の際の写真撮影のほか、日本上空通過時刻などを事前にメールで連絡するサービスも検討中だ。

 「キューブサット」は2年の周遊後、地球に落下し燃え尽きる。問題となっている宇宙のゴミになることはない。(記事:norijun・記事一覧を見る

関連キーワード国際宇宙ステーション(ISS)特許ホテル結婚筑波大学

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