ミサワの浮上を本物とするのはECへの注力

2018年8月15日 11:48

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 ミサワはいま「浮上期」に身を置いている。それは2017年1月期の「0.8%増収、1億7,900万円の営業損失」-18年1月期の「12.9%増収、8,300万円の営業損失」に対する今期計画、「6.9%増収(98億3,400万円)、2億500万円の営業利益」にも見て取ることができる。そして詳細は後述するが同社の関係者自身が口にするように、「立ち直り、そして新たな右肩上がりの収益動向入りする上でECの拡充は不可欠な要因」といえる。

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 同社は「unico」ブランドを主とした家具や雑貨を20-30代の女性に製造販売している。三澤太社長は長らくの路線(1988年以降)を、「等身大のライフスタイルを提案する」と表現している。言葉を返せば、主要顧客層から勘案し「高価格商品」は提供しづらい。採算性確保・向上への経営努力が常に求められている。店舗販売を軸に展開を図ってきた。過去2年間でも17店舗を開設、店舗総数は51に及ぶ。「等身大云々」は言い換えればミサワのこだわり。現在、新たな事業として東京都内で4店舗のレストラン・カフェを運営しているが「こだわり」が色濃い。「自然派ワインと産地直送のオーガニック(有機農産物)を主体にしている」という。

 黒字化の要因として「新規出店の一巡」や「織物製品“100m”の商品充実、賃料安の2出店始動」などが指摘されるが、ミサワのここからの推移を考える時「ベトナム等アジアエリアの生産拠点の充実」と「ECへの注力」が不可欠といえる。前者については14年9月の時点で設けた「ベトナム・ホーチミン駐在員事務所」の存在が功を奏し始めている。そしてECでは今春、WEBサイトを刷新した。家具の撮影スタジオ・専門カメラマンがスタンバイ。ECへの注力に関して同社を知るアナリストは、「ミサワ自体の若手層が例えば“自分らしい気取らない空間”といった表題で商品の組み合わせを発信している。また8月からはサイト上で、アウトレット商品の取り扱いを開始した。本気の証し」とした。

 具体的に「今期のEC売上高を最低でも10億円(前期比11%増)」とする目標も伝わってきている。(記事:千葉明・記事一覧を見る

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