ミッションは「生命の起源」、小惑星探査機「はやぶさ2」が目的の小惑星に到着

2018年7月7日 20:40

小

中

大

印刷

「はやぶさ2」の人工クレーターへのタッチダウン(想定)(画像: 宇宙航空研究開発機構、提供:池下章裕)

「はやぶさ2」の人工クレーターへのタッチダウン(想定)(画像: 宇宙航空研究開発機構、提供:池下章裕)[写真拡大]

写真の拡大

  • 「はやぶさ2」の撮影した小惑星「リュウグウ」(画像: 宇宙航空研究開発機構)

●「はやぶさ2」が「小惑星「リュウグウ」の20キロメートル上空に

 小惑星探査機「はやぶさ2」が2018年6月27日に、目的の小惑星「リュウグウ」に到着した。高度は約20キロメートルで、その後近づきながら観測を続けている。

【こちらも】JAXAの「はやぶさ2」、小惑星Ryuguに無事到着

 8月には探査機器を「リュウグウ」上に降ろし小惑星表面の直接観測を行う予定だ。さらに9月から10月にかけて表面に直接タッチダウンし、物質採取を行う。ここまでは2003年5月に打ち上げられ、2010年6月13日に帰還した小惑星探査機「はやぶさ」のサンプルリーターン方式を踏襲している。今回はさらに小惑星表面に人工的なクレーターを作り、地下のサンプルを持ち帰るという新しい任務も与えられた。

●「水はどこから」そして「生命は」?

 「はやぶさ2」に与えられたミッションは、「地球の水はどこから来たのか」「生命を構成する有機物はどこでできたのか」を解き明かすこと。また、「惑星がどのようにして生まれたか」を調べることも目的になっている。そこでその探索先として選ばれたのが小惑星「リュウグウ」だ。

●「リュウグウ」には水や有機物が残っている!

 小惑星「リュウグウ」の大きさは約900メートル(最大長)で、「はやぶさ」が探索した小惑星「イトカワ」(最大長535メートル)の倍近い大きさだ。「リュウグウ」は今から46億年前、太陽系が誕生した時代の水や有機物が、今でも残っていると考えられいて、C型小惑星と呼ばれている。この小惑星の物質を持ち帰ることができたら、太陽系誕生と生命誕生に秘密に大きく迫ることができるのだ。

●帰還は2020年末の予定

 「ハヤブサ2」は2014年12月3日に日本が誇るロケット、H-2A 26号機により種子島宇宙センターから打ち上げられた。その後順調に飛行し、小惑星「リュウグウ」には1302日かかって到着。今後は2019年11月まで1年あまりの間で、タッチダウンや人工クレーター内の物質採取などを3回ほど繰り返し、観測に当たる。2019年11月~12月頃には観測を終了し、「リュウグウ」を出発し地球に向かう。帰還は2020年末の予定だ。

 7月5日現在順調に観測の準備が続けられており、その状況はJAXA(宇宙航空研究開発機構)のホームページに「はやぶさ2プロジェクト」として逐一報告と画像が掲載されている。(norijun)

関連キーワードロケット宇宙航空研究開発機構(JAXA)種子島宇宙センターはやぶさ2

「宇宙技術・天体」の写真ニュース

IT・サイエンスの最新ニュース

RSS

もっと見る

主要ニュース

RSS

もっと見る

広告

SNSツール

RSS

facebook

zaikeishimbun

いいね!

twitter

@zaikei_it

フォロー

google+

Hatena

広告

ピックアップ 注目ニュース