「ビール指数」と連動してビール広告を配信するサービス、実証実験開始

2017年8月10日 07:29

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サービスの利用風景。(画像:大日本印刷発表資料より)

サービスの利用風景。(画像:大日本印刷発表資料より)[写真拡大]

 大日本印刷(DNP)は、同社の地域情報配信アプリ「DNP旅のよりみちアプリ YORIP(ヨリップ)」を、日本気象協会が天気や気温などの情報をもとに公開している「ビールが飲みたくなる度合い」である「ビール指数」と連動させ、ビール指数に合わせて“うまい!樽生ビールが飲めるお店”を広告配信するサービスの実証実験を開始した。

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 YORIPは2015年に提供開始となったアプリ。街歩きを楽しむ旅行者などをメインユーザーとし、その地域の魅力的な「よりみちスポット」を提供する。地方創生イベントと連携した情報発信を行ったり、日本全国のまちなみイラストを活用した情報を配信したり、訪日外国人向けの情報配信を行ったりと、様々な取り組みを行っている。

 そして今回は、YORIPとビール指数を連動させて、ビール指数に合わせた「うまいビールの飲み方」や、「うまい樽生ビールが飲めるお店」を紹介する広告配信サービスを開始するというわけである。

 実験段階であるので、実施エリアは東京都・墨田区のみ。実験期間は、2017年8月9日~10月31日。YORIPを利用して墨田区を散策している人々に対し、情報の配信を行っていく。また、YORIPによって得られる閲覧・立ち寄りの履歴を元にして、広告の効果検証を実施する。

 実際の使い方としては、まずスマートフォンなどにYORIPをダウンロードすることになる。対応機種はiOS8以降の、iPhone 5s/5c、iPhone 6/6 Plus、iPhone7/7Plusと、Android 4.4以上のAndroidスマートフォン(当該全機種での動作が保証されているわけではない)。

 ダウンロードすると、おすすめの周遊コースや、よりみちスポットなどが表示され、またスポット感想などのコメントの閲覧もできる。実際のターゲットエリア滞在中は、GPSとの連動により、近くの「おすすめスポット」情報が表示される。なお、滞在後は実際に辿ったコースを「旅の思い出」としてYORIPで閲覧可能で、自分の旅の感想をコメントとして投稿することもできる。(記事:藤沢文太・記事一覧を見る

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