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クラウド会計のfreeeがクラウド人事労務管理システムをリリース
(写真: freeeの発表資料より)[写真拡大]
freeeは2日、新サービス「人事労務freee」をリリースした。人事労務freeeはクラウド上で入社・退社・勤怠などの管理ができるクラウド人事労務管理システムで、従来の「クラウド給与計算ソフトfreee」をフルリニューアルし、人事労務管理機能を追加したものとなる。
【こちらも】企業のクラウドERPの利用動向、今後は急速に進む見込み
人事労務freeeを導入した企業では、各従業員にアカウントを作成し、従業員は自分のアカウントから毎日の勤怠の記録をつける。勤怠記録は自動的に給与計算に反映され、ワンクリックで保険・税金などの書類も作成できる。勤怠管理、給与計算、社会保険や税金処理などの業務ごとに別なシステムを利用する必要がないため、業務フローが大幅に簡略化される。人事労務freeeは同社の「クラウド会計ソフトfreee」とも連携可能で、経営資源をfreee上で一元的に管理できる。給与計算については、ベネフィットワン・ペイロールが人事労務freeeのデータベースを利用した給与計算代行サービスを提供している。その他、転職求人サービス「MIIDAS(ミイダス)」などとも連携している。
またサービス開始を記念して、人事労務freeeユーザーには、協業しているおかんが提供する「オフィスおかん・おかん便」のサービス利用料1カ月分無料や、キッズラインによる働く母親社員全員への3000円分のベビーシッター利用クーポンをプレゼントするなどのキャンペーンが開始されている。福利厚生サービス「ベネフィット・ステーション」との協業も検討中だ。
サービスの主なターゲットは、総務や経理といったバックオフィス機能に人員を割けない中小企業。freeeのサービスを利用することで、中小企業でも大企業並みに効率的なERP(基幹業務システム)を利用できる。また、多様な勤務体制の社員を管理しやすくなり、働き方改革にも対応できる。固定したシステムとは違い、税制改革や税率変更などがあってもすぐに対応できるのもクラウドサービスの強みだ。
人事労務freeeでは、これからはさらに他のサービスとの連携を図り、APIの公開なども行って、将来定期にはHR(人的資源)管理のプラットフォームとなることを目指す。(記事:成瀬京子・記事一覧を見る)
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