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経営破綻のMT.GOX、ビットコイン急騰で満額配当検討
あるAnonymous Coward曰く、 2014年に保有するビットコインの大部分が消失したとして経営破綻したMT.GOX(マウントゴックス)社だが、ここ最近のビットコインの値上がりにより、保有資産が債権総額を上回るという珍事となっているらしい(朝日新聞)。
同社の債権総額は実に456億円以上、債権者は2万人超にも上る。一方、経営破綻時の同社の資産は現金10億円と約120億円相当のビットコインで、債権の多くは失われる見込みであった。ところが、その後ビットコインの価値は破綻時の5倍に急騰、同社の資産は現在約600億円相当にまで膨れ上がり、満額配当の可能性が出てきたという。専門家によれば、こうした倒産事例はこれまで聞いたことがないという。
配当金については現金のほか、ビットコインでの支払いも検討されているようである。いろいろ思うところはあろうが、何はともあれ返ってきただけよかったというべきだろう。
なお、MT.GOXのCEO、マルク・カルプレス氏は業務上横領の罪などで起訴されており、その公判が11日に東京地裁で行われた。被告は利用規約には「顧客の金銭の使途を限定し、同社が預り保管する」という項目はないとして無罪を主張している(ロイター)。
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※この記事はスラドから提供を受けて配信しています。
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