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中国、長征5号ロケットの打ち上げに失敗
あるAnonymous Coward 曰く、 昨年11月に初打ち上げに成功していた中国国家航天局が運用する大型ロケット「長征5号」だが(過去記事)、7月2日に行われた同型機の打ち上げは失敗し、搭載した衛星は失われていたことが分かった(CNN、毎日新聞、朝日新聞、sorae.jp)。
ペイロードは質量7トンと大型でイオン推進を採用した静止通信衛星の実踐18号だった。長征5号は液酸/液水二段式のコアステージに同じく液酸/液水系で大型の液体ロケットブースタを四本取り付ける構造で、構成により低軌道に25トン、静止軌道に14トンの打ち上げ能力がある。
失敗の経緯は明らかにされていないが、一部では打ち上げ後5分ごろから7.5分ごろにかけて中継映像でガスが放出される様子や対地速度が低下している様子が中継から伺えると言われており、第一段コアステージの飛行中に異常が発生したものではないかと推測されている。
また、先月長征3号で打ち上げられていた包装用衛星についても、予定軌道に投入できなかったという。なお、中国のロケット打ち上げ・軌道投入成功率は日本(91.8%)や米国(91.1%)を上回る94.3%だったそうだが、相次ぐ失敗で今後の中国の宇宙開発計画に影響が出る可能性もあるという。
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※この記事はスラドから提供を受けて配信しています。
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