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米スパイ衛星、ISSから数kmの距離にまで接近
記事提供元:スラド
taraiok曰く、 SpaceX社は5月頭にアメリカ国家偵察局のスパイ衛星を打ち上げた。この衛星が現在、国際宇宙ステーション(ISS)を騒がせているという。地上にいる民間観測者たちはこの衛星を追尾していたところ驚くべき事が起きた。彼らよると衛星は6月3日にISSにわずか数キロ(ある観測者によれば4.4km、別の観測者によれば6.4kmの距離)までニアミスしたという(Ars Technica、Slashdot)。
専門家は国家偵察局の能力を考えても今回のニアミスは偶然だった可能性は低いとし、何らかの意図があってやったのではないかとしている。例としてスパイ衛星のカメラのテストや校正、ISSの活動記録をするためにISSに近づいたなどの可能性を指摘している。しかし、こうした行為を意図的に行った場合、ISSを利用しているロシアなどの国際パートナーに伝えたかどうかが問題になる。これらの疑問について米国政府は回答を拒否しているという。
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