惚れた企業の株式に中長期構えで臨むのが株で資産をつくる王道

2017年6月19日 12:10

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 タイトルは株式放送専門局の記者として社会人の第1歩を踏み出し昨日68歳となった私の、嘘偽りない実感である。短期売買を否定するつもりはない。短期売買がなければ株式市場は成立しないからだ。しかし株式投資で資産を形成しようと考えるなら「惚れた株」と腰をデンと据え付き合うことが「遠くて近い」王道だと確信する。

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 現在、最も長い期間(27期間)連続して営業増益を続けている企業は2社存在する。家具の量販店を展開するニトリホールディングスであり、埼玉県を中心に関東圏で110余の食品スーパーを営むヤオコーである。ものは試し。両社の過去3年でも5年でも結構だから、株価動向のパフォーマンスを調べてみることをお薦めしたい。

 企業に惚れる大きな要因は「好収益継続」であることは論を待たない。だがプラス「ヘェ~スゴイナ」と思わざるをえない(惚れざるをえない)条件を兼ね備えていることも肝要。長い付き合いをするには人間も株も同様だと思う。

 例えば、大建工業という企業をご存知だろうか。住宅建材専門のいわば裏方企業。しかし取り扱う建材は品番でいうと15万余点に及ぶ業界最大手。収益動向などは四季報等に譲るが、私がそもそもこの企業に惚れ込んだのは10年近く前。「ワンラブフロアII」という商品の存在を知った時だった。ペットマニアでは「人後に落ちない」を自任する身として「犬などがちょっとした床の隙間に躓いてケガなどしないように」という意図で開発され床材と知って以来、惚れた。元手の乏しさ故に株主にこそなれなかったが、最近心底から悔いている。

 90歳を過ぎた父親がサ高住なる施設に入居した。入居に際しては何カ所か見て回った。父が「ここがいい」と決めた理由は、共用スペースに畳の部屋がつくられていた点だった。「ついと味わったことがなかった畳の匂いがする、いい~な」と言うのだった。施設長に聞いた。「この畳表、僕が知っている(昔の)物とは違うけど」と。返ってきた答えはこうだった。「この畳表は、紙縒り状のすき和紙を原料に作ったもので畳の匂いがするように工夫されたものだそうです。大建工業の営業マンが工務店と一緒に来て“お年寄りに喜ばれるのではないでしょうか”と勧められたもので、好評です」。父に冗談半分本気半分でわけを話し「立派な葬式を出してやるから持ち金を増やしておけよ」とこの会社の株を買わせたのは、約3年前。父は未だ株主。投じた元手は株式統合や、安定配当などを加算すると8倍以上に増幅している。

 株式投資に肝要なのは、惚れることに尽きる!?(記事:千葉明・記事一覧を見る

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