趣味と結婚を両立、オタクの為の結婚相談「とら婚」秋葉原に登場

　秋葉原駅から徒歩0分、秋葉原虎ビルの8階に、「オタク層向けに特化した、オタクに寄り添う」結婚相談サービス『とら婚』が25日、開業する。

　コミケの来場者数が年々右肩上がりするなど、日本のオタク市場は活況であるが、矢野経済研究所「オタク市場に関する調査結果2013年度版」によると自らをオタクであると認識する男女の未婚率は67%にのぼるという。オタクであるということと、所帯を築いて子を持つということは、なかなか両立し辛いようである。

　そこに目をつけたのが、とら婚というわけだ。同サービスは、アニメや漫画が大好きであるけれどもなかなか共通の趣味を持つ相手が見つけられない、という男女に対して、出会いの場などを提供していくという。

　具体的なサービス内容を見てみよう。まず、公式サイト『とら婚』において、登録人数5万8,000人のデータベースからなる「お相手検索システム」などのベーシックサービスを提供する。さらに、自動マッチングによる定期紹介、メール・電話での相談受付、気になる相手が見つかった場合のお見合い申込みシステム、などもある。

　以上は結婚相談所としての基本的機能なわけであるが、もちろん、オタク用結婚相談サービスである以上は、独自の特色も持つ。紹介してみよう。

　まず、入会者のフィルタリング。実際のところどれくらいアニメや漫画、ゲーム、その他オタク的趣味などにこだわりを持っているのか、診断を行う。これにより、さくらや成りすましも排除される。

　クリエイターやオタクの入会者を対象に、入会金が割引される「オタク割引」がある。

　趣味がアニメや漫画などの会員を限定で対象とした、婚活パーティーの実施。同じ趣味の人間同士の優先的なマッチング。そして、最適なデートやお見合いのプランニング、事前シミュレーションなどの「アシストプラン」をオプションでサービス。

　ちなみに、料金や月会費はプランに応じて様々であるが(一番ベーシックと思われるマイペースプランが、入会金9万8,000円、月会費1万円)、0円プランというのもある。これは入会金、月会費ゼロで、有料会員からの申し込みを待つ、というものだという。

　なお、秋葉原にあるサービスセンターは、基本予約制である。その他詳細は、公式サイトにアクセスの上、ご確認いただきたい。（記事：藤沢文太・記事一覧を見る）