稲田防相と金田法相両大臣に辞任要求、野党4党

2017年2月16日 09:03

印刷

記事提供元:エコノミックニュース

 民進党、日本共産党、自由党、社会民主党の野党4党の国対委員長は15日の会談で、稲田朋美防衛大臣、金田勝年法務大臣の辞任を要求することや2017年度予算の充分な審議時間の確保を要求することで一致した。

 民進党の山井和則国会対策委員長は記者団に対し「稲田防衛大臣は南スーダン国連平和維持活動(PKO)の日誌(日々報告)を隠蔽し、国会質疑でも満足に答弁出来ない」として「国民は安心して国の平和や安全を委ねることはできない」と辞任要求の理由をあげた。

 特に「トランプ政権との間で自衛隊の役割の拡大などの議論が進んでいく中で、『戦闘』の事実を隠す、『日報』を隠蔽する、防衛省内で情報が大臣に上がらないでは稲田大臣の発言を信じることはできなくなる」と指摘し「シビリアンコントロールにも関わる非常に重い問題だ」と断じた。

 また金田法務大臣については「共謀罪(テロ等準備罪)についての立法事実に答えられない」と法務大臣としての資質を問題視した。(編集担当:森高龍二)

■関連記事
法相の資格が問われる問題 辞任要求も視野に

※この記事はエコノミックニュースから提供を受けて配信しています。

関連キーワード

関連記事