太陽光発電は石炭火力の2倍以上の雇用を米国で生み出している

2017年2月14日 11:19

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記事提供元:スラド

あるAnonymous Coward 曰く、 米国では2016年、太陽光発電産業に従事する労働者数が25%増加し、26万人超となった。非営利団体のソーラー財団が7日発表した報告書によれば、太陽光発電産業の従事者は全米50州中44州で増加。カリフォルニア州では10万人以上を雇用し、全体の38%を占めた。同州では昨年、太陽光発電関連の雇用が32%伸びたという(VOXReutersSlashdot)。

 同財団は「太陽光発電は石炭火力の2倍以上、風力発電の3倍、原子力発電の5倍近い労働者を雇用している。太陽よりも雇用が多いのは石油火力発電だけだ」としている。もっとも太陽と石炭を比較するのは不公平だという指摘もある。太陽光発電は石炭と異なり、成長中の市場だからだ。

 太陽光発電にかかるコストの大部分は設置時に集中している。平均賃金は1時間当たり25.96ドルだという。このため、太陽光発電による雇用は永続的なものとはいえないと見られている。

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