「きのこの山」vs「たけのこの里」のオセロゲームが発売

2017年1月18日 11:52

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きのこもたけのこも、実物そっくりである。食べられないという点を除いては。(写真:メガハウス発表資料より)

きのこもたけのこも、実物そっくりである。食べられないという点を除いては。(写真:メガハウス発表資料より)[写真拡大]

 バンダイの子会社メガハウスは、明治のロングセラーチョコレートスナック「きのこの山」と「たけのこの里」をモチーフにした盤上ゲーム『きのこの山VSたけのこの里 オセロ ゲーム3』を発売する。税込2,138円。

 どういうゲームかというと、ほぼ原寸大の「たけのこ」と「きのこ」を裏面で連結してオセロの石にし、6マス×6マスのオセロとして楽しむことができるという代物である。

 「たけのこの里vsきのこの山」。日本人の、食べ物にまつわる与太話としては定番のネタである。なお筆者はたけのこ派であり、きのこの山はあんまり好きではない。明治の社員が過去インタビューに答えて語ったところでは、そもそもたけのこの里の方が売り上げは倍近くも多いということであるし、アンケートなどでも、たけのこ派の方が多いという結果を見る場合が多い。

 以上はたけのこ派の主張である。きのこ派にはきのこ派の主張がある。まず、きのこの山の方が使われているチョコレートの量が多い。つまりお得である。また、アメリカに輸出すると、アメリカではきのこの方が圧倒的な人気を博したという。

 とはいうものの、そもそも、真面目に言えば「競争させて何の意味があるのだ」という話ではあるのだが、与太話としては「きのこvsたけのこ」論争は本当に愛されている。たとえば、現物のお菓子を使って、たけのこ軍ときのこ軍が戦争をしている図のパロディ写真が作られていたりする。

 その愛され与太話を、メガハウス(バンダイ)はゲームのモチーフにしたわけである。同社の語るところでは、このような変わり駒のオセロゲームを発売するのはこれが初めてであるという。ちなみに、オセロ以外にも、はさみ将棋、四目並べを遊ぶこともできる。

 この商品の発売日は1月18日。対象年齢は6歳以上となっている。6歳の子供に、この商品の持つ諧謔性が理解できるかどうかは、保証の限りではなかろうと思うが。(記事:藤沢文太・記事一覧を見る

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