世界最大のジェームズ・ウェッブ宇宙望遠鏡が完成、18年打ち上げ予定

2016年11月7日 16:18

印刷

記事提供元:スラド

あるAnonymous Coward 曰く、 NASAは11月2日、建設に20年以上を要したジェームズ・ウェッブ宇宙望遠鏡(JWST)が完成したと発表した。メリーランド州グリーンベルトのゴダード宇宙飛行センターで報道公開された。JWSTはハッブル宇宙望遠鏡の後継で、打ち上げに成功すれば史上最大の宇宙望遠鏡となる。主鏡はベリリウムを主体とした六角形の鏡18枚で構成され、口径は約6.5m、ハッブル望遠鏡(口径2.4m)の2.5倍、面積は7倍以上になる(SPACE.COM産経新聞Slashdot)。

 折り畳まれた状態でロケットに搭載、打ち上げ後宇宙空間で展開されるという。JWSTは地球から150万kmの距離で太陽を周回する。(ハッブルは高度560kmの地球周回軌道)。2018年にフランス領ギアナから打ち上げの予定となっている。

 スラドのコメントを読む | サイエンスセクション | 宇宙

 関連ストーリー:
ケプラー宇宙望遠鏡、緊急モードを脱して安定状態に 2016年04月13日
インド宇宙研究機構(ISRO)、インド初となる天文観測衛星の打ち上げに成功 2015年10月02日
ジェームズ・ウェッブ望遠鏡越えを目指す高解像度宇宙望遠鏡の建設構想が発表される 2015年07月15日
人工衛星衝突による宇宙ゴミでハッブル宇宙望遠鏡の修理がピンチに 2009年02月21日

※この記事はスラドから提供を受けて配信しています。

関連キーワード

関連記事