北核実験に与野党・抗議の談話、国会決議へ動く

2016年9月10日 15:29

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記事提供元:エコノミックニュース

 北朝鮮の核実験を巡り、与野党の国対委員長が対応を協議した。国会閉会中であることから、12日に改めて国対委員長会談を開き、国会としての決議と北朝鮮問題に関する閉会中審査を行うことで一致した。

 民進党の安住淳国対委員長は与野党協議のあと、記者団の取材に応じ「北朝鮮の核実験に対し、衆・参それぞれ院としての意思をきちんと示した方がいいということで、国対委員長会談をやらせていただいた」と会談目的を示し「決議は、本来、本会議で議決するのだが、閉会中であるのでそれができない。所管は、衆院は外務委員会、参院は外交防衛委員会になるが、来週月曜日に調整のうえ、国会対策委員長会談をあらためて開催し、決議を議決することになる」と話した。

 また、与野党各党は核実験に抗議する談話をあいついで発表した。

 自民党は「政府に対して、更なる核実験の場合には北朝鮮に対し更なる重要な措置をとる決意を表明した国連安保理決議第2270号を念頭に、国連安保理での対応を含め、米、韓、中、ロシアを始めとする関係国と緊密に連携し、制裁強化を求めるなど、外交努力を行うことを要望する。また、国連安保理で新たな制裁決議がなされる場合、その理由に拉致を含む人権侵害を明記させることを強く求める」との内容。

 民進党は岡田克也代表が「日本政府は国連安保理非常任理事国として国際社会と協調し、北朝鮮の挑発行為が繰り返されることがないようリーダーシップを発揮し、安保理での新たな制裁決議をめざすべき」と談話を発表した。

 公明党の山口那津男代表は「核実験、弾道ミサイルの重なる発射は国連決議に反するもので、国際社会は結束して対応していかなければならない」と党中央幹事会で語った。

 日本共産党は志位和夫委員長が「無法な暴挙を厳しく糾弾する」とし「核・ミサイル開発を放棄させるため、北朝鮮を6カ国協議の対話につかせることは急務であり、国際社会が一致結束して、制裁措置の全面的で厳格な実施とその強化を含め、政治的・外交的努力を抜本的に強めることを求める」と提起した。

 日本維新の会の松井一郎代表は「政府が8月に破壊措置命令を出して常時迎撃に備えていることを支持する。政府は国民の安全の確保のために一層態勢を整えるとともに、国連安保理の理事国として安保理に速やかな対応を求めるべきである。また、中国を含む関係各国に制裁措置への更なる協力を求めたうえで、我が国独自の新たな制裁の余地につき、検討すべき」とコメントをした。

 生活の党の小沢一郎代表は「北朝鮮の弾道ミサイルの発射や核実験の繰り返し行為は極めて悪質」とし「関係各国としっかり連携・協議しながら、北朝鮮政府に対し、断固たる厳しい対応をとっていく必要がある。わが党としても必要な情報分析や国民への情報提供も含め、今後の対応に万全を期すよう、政府に対し強く要請する」との談話を発表した。

 社民党の又市征治幹事長は「北朝鮮は、朝鮮半島の核問題の包括的な解決のため、関連するすべての国際的合意を遵守することを確認した日朝平壌宣言や、すべての核兵器及び既存の核計画を放棄すること等を約束した六者会合共同声明をはじめとする国際合意を真摯に守り、ただちに核兵器の開発を中止すべきである」とした。

 日本のこころを大切にする党の中野正志幹事長は「政府は、国際社会と緊密に連携し、北朝鮮に圧力を強め、制裁措置を発動するなど、速やかに毅然たる意志を示すべき。また、政府に防衛力の抜本的強化と、あらゆる事態にそなえての安全保障上の措置を講じることを求める」談話を発表した。(編集担当:森高龍二)

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