米株高のインパクトは限定的、保険や銀行、資源関連に注目/東京株オープニングコメント

2015年6月11日 08:30

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記事提供元:フィスコ


*08:33JST 米株高のインパクトは限定的、保険や銀行、資源関連に注目
 11日の東京市場は反発が期待される。10日の米国市場ではドル安や原油高のほか、ギリシャ情勢への楽観的な見方により、NYダウは236ドル高となった。シカゴ日経225先物清算値は大阪比40円高の20150円となり、この流れを引き継ぐ格好から、買いが先行しよう。

 しかし、米国市場の上昇については為替相場の影響が大きい。日本銀行の黒田総裁による円安けん制ともとれる発言によって一気に1ドル122円台に振れたことである。そのため、日本についてはこれまで円安を追い風に上昇していた面が大きく、米株高のインパクトは限られることになる。

 さらに、足元の日経平均は2万円処での底堅さが意識されるものの、日中の荒い値動きによって需給状況は悪化傾向にあると考えられる。週末には先物オプション清算指数算出(メジャーSQ)を控えていることも手掛けづらくさせる。そのため、買い一巡後はこう着の強い相場展開になりやすい。

 物色については、原油高を背景とした資源株やM&Aが伝えられている保険株、ギリシャ情勢の楽観的な見方から銀行株などが材料視されやすいだろう。ただし、昨日は証券会社によるカバレッジが観測されていたバイオや不動産辺りに資金が集中していた。日替わり物色になるようだと、柱が不在の中で次第に調整色が強まってきそうだ。《AK》

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