【経済分析】岩田日銀副総裁にのぞむこと(上)

2014年5月30日 18:15

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記事提供元:さくらフィナンシャルニュース

【5月30日、さくらフィナンシャルニュース=東京】

日銀の黒田総裁のインタビューに続き、岩田副総裁が26日都内で講演しました。

その中で岩田副総裁は、物価目標の達成だけでは潜在成長率は高まらないとし、規制改革などの成長戦略を強力に進めることを政府に求めました。2%の物価目標の達成はデフレ脱却の必要条件ではあっても十分条件ではなく、成長戦略など政府の後押しが必要であるとして黒田総裁の発言に歩調を合わせた形です。

また、講演の中で岩田副総裁は、円安が止まると物価上昇率が鈍化するとの民間のエコノミストの見方を否定し、「足元の物価上昇は、輸入物価上昇によるコストプッシュによってもたらされたのではなく、需要プッシュ型である」と述べ、その理由として、「輸入物価上昇は生産や雇用に悪影響をもたらすはずであるが、生産や雇用が回復傾向にあるということは、金融緩和で需要刺激を続けているからだ」と説明しました。

何のことやら理解に苦しみますが、理屈はさておき、まずはグラフで、為替と輸入物価、消費者物価の関係を確認してみたいと思います。

グラフをみれば一目瞭然、円相場の下落とともに輸入物価が急速に上昇し、やや遅れて消費者物価が上がっていることがわかります。消費者物価の1.3%の上昇に輸入物価の上昇が相当寄与していることが容易に推察できます。【続】

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