連休・FOMC・連休、物色は個人主体によるテーマ株へ【クロージング】

2013年9月13日 16:22

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記事提供元:フィスコ


*16:22JST 連休・FOMC・連休、物色は個人主体によるテーマ株へ【クロージング】

13日の日経平均は小反発となり、17.40円高の14404.67円(出来高概算36億6000万株)で取引を終えた。3連休に入ることや、来週には米連邦公開市場委員会(FOMC)を控えていることもあり、利益確定の流れが先行した。先物とオプションの清算日が重なるメジャーSQとなり、SQ値は概算で14323.29円。こう着感の強い相場展開のなか、このSQ値を下回ると、売り仕掛け的な流れから一時100円を超える下げをみせている。

ただ、五輪開催による高揚感が相場を支えるなか、「次期FRB議長にサマーズ氏指名へ、オバマ大統領が最終調整」と報じられると、じりじりと下げ幅を縮め、大引け間際にプラスに転じている。東証1部の騰落銘柄は、値上がり数が過半数を占めたが、ソフトバンク<9984>など指数インパクトの大きい値がさの一角が上値を抑える格好。規模別指数では小型株指数は2ケタの上昇となる半面、大型株指数は唯一マイナスだった。

また、五輪関連への物色についても大成建<1801>など主力処が弱含みとなる一方、東急建<1720>、佐田建<1826>、巴コーポ<1921>、東都水産<8038>、ホウスイ<1352>、ヤマタネ<9305>などが動意付くなど、五輪物色については個人主体だった。

来週は月曜日が休みとなり、4日立会い。そのうちFOMCを見極めたいとして週前半は手掛けづらい。週後半への期待も再び3連休に入るとなると、物色は個人主体によるテーマ株物色となろう。五輪関連は次第に物色範囲に広がりが見られているほか、米ツイッターの上場申請によってSNSやLINEなどの関連物色も期待される。成長戦略第2弾の発表を控え、設備投資関連やカジノ関連などへの物色も続こう。《KO》

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