米株式:上昇、S&P500は再度50日移動平均線伺う

2013年8月22日 23:47

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記事提供元:フィスコ


*23:47JST 米株式:上昇、S&P500は再度50日移動平均線伺う

米株式市場

出来高に欠けるなかで、S&P500はギャップアップした後も買いの動きが続き、再度50日移動平均線(1659付近)より上の水準回復を伺っている。

21日午後に公開された7月30-31日分の議事録では、資産購入縮小に関しては数人が更に時間をかけて見極める姿勢を示した一方で、他の幹部は縮小を唱えていたことと、利上げ踏切りへの経済データの変更をする可能性を協議したことが明らかになっている。

この後、議事録の内容は9月縮小開始へのシナリオと一致している(バークレイズ)、当然確かではないものの、議事録の内容は9月縮小開始のシナリオと一致(ゴールドマン)とセルサイドは9月縮小開始への見方を維持しているもよう。

ウォール・ストリート・ジャーナル紙のヒルゼンラス氏も、21日付けの記事にて、「議事録の内容は連銀幹部が早くて9月に縮小開始を支持していることを示唆している」と記している。ヒルゼンラス氏の記事では同時に、投票権を持つボストン連銀のローゼングレン総裁が「今後の経済回復に自信がなければ、小規模で縮小すればいい」との見解を示している。

なお、今回明らかになったことは今月6日に、投票権を持つシカゴ連銀のエヴァンス総裁の「縮小9月開始のシナリオは明らかに除外されていない、縮小は恐らく今年中に始まる。連銀は失業率6.5%以下になっても利上げは敢行しないこともあり得る」との発言に一致している。結局、マーケットが期待していた資産購入縮小のタイミングやサイズへの示唆は今回もなく、議事録が先行きへの不確実性を拭うことはなかった。

本日は午後にタカで、以前から縮小をこの秋から開始することを提言するとしていたダラス連銀のフィッシャー総裁が東部時間2PMから講演を行う。以前から同様の発言を繰り返したとしても、マーケット全体の出来高が低いことを踏まえれば極端な動きを生むことも見込める。

なお、債券市場では利回りが急伸しているが、フレディマックの発表によると30年のモーゲージ利回りも急伸しており、8月22日週付けは4.58%と前週の4.4%を大きく上回っている。

個別銘柄では、PCメーカーのヒューレット・パッカード(HPQ)が発表した決算は、市場予想に一致する内容となっている。また、小売りやアパレル業の冴えない決算は続いており、アパレルのアバクロンビー&フィッチ(ANF)は見通しが大きく市場予想を下回っている。デパートのシアーズ(SHLD)も市場予想を下回る決算を発表している。

海外では、中国のHSBC8月製造業指数が予想外に50の水準を上回っている。

S&P 500は12.78高の1655.58前後で推移、ナスダック総合指数34.72ポイント高の3634.51ポイント前後で推移、ダウ平均株価は61.72ドル高の14959.27ドル。(日本時間23時35分時点)。《KG》

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