【アナリスト水田雅展の銘柄分析】科研製薬は下値を固め出直り態勢が整う

2013年7月31日 09:34

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記事提供元:日本インタビュ新聞社

 科研製薬<4521>(東1)の株価は29日(月)、30日(月)とも25日線で下げ止まり出直り態勢が整ってきた。

 医薬品・医療機器・農業薬品を展開する医薬品メーカーである。医薬品は生化学工業<4548>からの仕入品である関節機能改善剤「アルツ」を主力として、術後癒着防止吸収性バリア「セプラフィルム」、経皮吸収型鎮痛消炎貼布剤「アドフィード」、慢性動脈閉塞症治療剤「プロサイリン」、高脂血症治療剤「リピディル」などを展開し、ジェネリック医薬品も拡大している。

 開発中には、爪真菌症を適応症とするKP-103(外用剤)(海外はバリアント社が申請中)、腰部脊柱管狭窄症を適応症とするTRK-100STP(東レ<3402>と共同開発)、腱・靱帯付着部症を適応症とするSI-657(生化学工業と共同開発、アルツの効能追加)などがある。

■今期は3.6%増収、研究開発費吸収し営業利益2.7%増益、

 今期(14年3月期)連結業績見通しについては売上高が前期比3.6%増の902億円、営業利益が同2.7%増の150億円、経常利益が同2.5%増の146億円、純利益が同3.4%増の93億円としている。研究開発費が増加するため利益の伸びは小幅だが、主力の「アルツ」「セプラフィルム」が伸張し、ジェネリック医薬品も寄与する見込みだ。8月5日に第1四半期(4月~6月)の業績発表を予定している。

 なお5月13日に発表した自己株式取得(取得株式総数の上限120万株、取得価額総額の上限23億円、取得期間13年5月14日~12月27日)については、7月24日時点で累計取得株式総数が75万株、累計取得価額総額が11億5913万5000円となった。

 株価の動きを見ると、6月の安値圏1400円近辺から反発して1600円近辺まで水準を切り上げた。足元は市場全体の地合悪化の影響を受けたようだが、調整が一巡して出直り歩調だろう。

 7月30日の終値1530円を指標面で見ると、今期予想連結PER(会社予想の連結EPS107円71銭で算出)は14~15倍近辺、今期予想配当利回り(会社予想の年間48円で算出)は3.1%近辺、実績PBR(前期実績の連結BPS771円10銭で算出)は2.0倍近辺である。週足チャートで見ると26週移動平均線を回復する動きを強めている。需給面での自己株式取得も支援材料に出直り展開が期待されるだろう。(ジャーナリスト&アナリスト水田雅展)(情報提供:日本インタビュ新聞社=Media-IR)

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