日経平均は値がさの一角に支えられ/後場の投資戦略

2013年6月21日 11:51

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記事提供元:フィスコ


[日経平均株価・TOPIX(表)]

日経平均;12901.31;-113.27TOPIX;1075.21;-16.60

[後場の投資戦略]

 日経平均は下げ渋りをみせているが、ファーストリテイリング<9983>、ファナック<6954>が上昇しているインパクトが大きい。日経平均の下落率は0.87%だが、TOPIXは1.52%の下落となった。また、ジャスダック平均は1.90%、マザーズ指数については2.83%の下落となるなど、中小型株の弱い値動きが目立っている。個人の動きが鈍るなか、一部の材料株などの短期的な売買にとどまりそうである。
 また、保険が堅調な動きをみせているが、基本的には買い戻しとみられ、一方でリバウンドをみせていた海運が冴えないなど、トレンドが見極めづらい状況である。値がさの一角の底堅い動き、TOPIXの1%超の下げによるETF買入れなどがサポートとなりそうだが、しばらくは世界の金融市場の落ち着きを見極めたいところだろう。一先ず、押し目拾いのスタンスも慎重にならざるを得ないところか。(村瀬智一)《FA》

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