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【株式市場を検証】前日の欧米株安や円高が弱材料視され3営業日続落
【日経平均株価、TOPIXともに3営業日続落】
■東証1部市場の売買代金は3営業日ぶりに1兆円を上回る
26日は下落した。日経平均株価は前日比70円63銭(0.81%)安の8663円99銭、TOPIXは前日比6.33ポイント(0.85%)安の738.89となり、いずれも3営業日続落した。前日の欧米株安や円高が弱材料視された。
日経平均株価の日中値幅は93円32銭だった。東証1部市場の売買代金は概算で1兆854億円となり、前日の8378億円に比べて大幅増加し3営業日ぶりに1兆円を上回った。
前日25日の米国株式市場は下落した。ダウ工業株30種平均株価は前日比138ドル12セント(1.09%)安の1万2502ドル66セントと反落した。米5月新築住宅販売件数は堅調な内容だったが、スペインとキプロスがユーロ圏に金融支援を要請したことに加えて、28日~29日のEU首脳会議で具体的な議論の進展が期待できないとの見方が広がり警戒感を強めた。S&P500株価指数は前日比1.60%安と大幅反落、ナスダック総合株価指数は前日比1.94%安と大幅反落した。
この流れを受けて日経平均株価は前日比63円01銭安と売り優勢でスタートした。外資系証券9社経由の寄り付き前の注文状況は差し引き600万株の売り越し観測だった。前日の欧州と米国の株式市場が大幅下落し、外国為替市場で円高が加速したことを嫌気した。
寄り付きの売り一巡後に日経平均株価は下落幅を縮小する場面もあったが、午前の中盤以降は再び下落幅を広げる展開となった。為替が円高方向に傾いたことが弱材料視された。
午後に入ると日経平均株価は、株価指数先物取引が主導する形で下落幅を広げる展開となり、前日比115円26銭安の8619円36銭まで下落する場面があった。その後も様子見ムードの強い展開だったが、終盤にかけて下落幅をやや縮小した。
東証1部市場の騰落銘柄数は値上がり銘柄507(全体の30%)、値下がり銘柄1053(全体の63%)だった。全体として軟調な展開となったが、セクター別には食品、小売、その他金融、陸運、電力・ガス、サービスが上昇した。一方で保険と海運の大幅下落が目立った。また水産・農林、繊維、石油・石炭製品、ガラス・土石製品、鉄鋼、非鉄金属、金属製品、電機、自動車、銀行、証券、不動産、空運なども下落した。
東証1部市場の売買代金上位の個別銘柄で見ると、20位の高島 <8007> が大幅上昇した。また13位のNTT <9432> 、21位の日本たばこ産業 <2914> 、23位のファーストリテイリング <9983> が上昇した。
一方で12位の信越化学 <4063> の大幅下落が目立った。また1位のトヨタ自動車 <7203> 、2位の三菱UFJFG <8306> 、3位のソフトバンク <9984> 、4位の三井住友FG <8316> 、5位のホンダ <7267> 、6位のキヤノン <7751> 、7位の日立製作所 <6501> 、8位のTDK <6762> 、9位のパナソニック <6752> 、10位の日産自動車 <7201> 、11位のみずほFG <8411> 、14位のファナック <6954> 、15位のソニー <6758> 、16位の三井物産 <8031> 、17位の野村ホールディングス <8604> 、18位の三菱商事 <8058> 、19位のシャープ <6753> が下落した。
前日の欧州および米国株式市場の大幅下落と、為替の円高加速を受けて主力大型株は総じて軟調な展開となった。
ギリシャ問題やスペイン問題に対する警戒感、世界的な景気減速に対する警戒感などに大きな変化はないうえに、28日~29日のEU首脳会議に対する過度な期待感も剥落した状況だろう。
海外市場の動向に神経質で様子見ムードの強い状況だが、今日の東証1部市場の売買代金が前日に比べて大幅増加して1兆円を上回ったことが変化の兆しかもしれない。(情報提供:日本インタビュ新聞社=Media-IR)
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※この記事は日本インタビュ新聞社=Media-IRより提供を受けて配信しています。
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