【外国為替市場展望:ドル・円相場】休場を挟んで様子見ムードだが米国債格下げ懸念の再燃に注意

2011年11月20日 08:45

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記事提供元:日本インタビュ新聞社

【外国為替市場フューチャー:11月21日~25日の週・ドル・円相場】

■1ドル=77円00銭を挟むレンジでの展開を想定

  来週(11月21日~25日)のドル・円相場は、概ね1ドル=77円00銭を挟むレンジでの展開が想定される。日本市場は23日、米国市場は24日が休場となることもあり、休場を挟んで様子見ムードを強める可能性が高いだろう。

  ただし23日には、米国議会の超党派特別委員会による財政赤字削減案の期限を迎える。増税を巡る民主党と共和党の溝が深いため全面的な合意は期待できず、部分的な合意にとどまるとの見方が大勢になっているが、期限直前になって合意が難航すれば、米国債格付け引き下げに対する警戒感が再燃する可能性もあるため注意が必要になるだろう。

  前週(11月14日~18日)のドル・円相場は、手掛かり材料難となって概ね1ドル=77円00銭を挟む小幅レンジの動きだった、しかしドル売り・円買いがやや優勢で、週末18日の海外市場では一時1ドル=76円50銭台に円が上昇する場面があった。ユーロ危機に対する警戒感がやや後退して、ユーロ買い・ドル売りとなった流れが波及した。またドル買い・円売り市場介入への警戒感もやや後退している。

  ドル・円相場に関しては、市場の関心がユーロ圏の債務危機問題に集中したこともあり、概ね1ドル=77円台で膠着感を強めていたが、10月31日の日本政府・日銀によるドル買い・円売り市場介入後の円の高値を徐々に更新する展開となっている。リスク回避のドル売り・円買い圧力、FRBの量的緩和策第3弾(QE3)に対する思惑、ドル買い・円売り市場介入への警戒感などが交錯する状況に変化はなく、ユーロ圏の債務危機問題も根本的な解決には程遠いため警戒感がくすぶり続けるだろう。

  さらに世界的な景気減速懸念を受けて主要各国の追加緩和の動きも鮮明になっているため、円買い圧力が長期化する可能性は高く、日本政府・日銀によるドル買い・円売り市場介入が継続的に実施されるかどうかが当面の焦点であることにも変化はないだろう。

  注目スケジュールとしては21日の米10月シカゴ連銀全米活動指数、22日の米第3四半期GDP改定値、23日の米10月耐久財受注などの景気指標に加えて、21日の2年債入札、22日の5年債入札、23日の7年債入札、23日の米FOMC議事録(11月1日~2日分)公表などがあるだろう。(情報提供:日本インタビュ新聞社=Media-IR)

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