ヘグセス米国防長官、中間選挙大敗後も辞任を否定―イラン戦争を「勇気ある歴史的な戦い」と擁護

2026年11月7日 12:37

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記事提供元:International Business Times

ピート・ヘグセス米国防長官(2025年1月撮影の公式肖像、米国防総省提供)

ピート・ヘグセス米国防長官(2025年1月撮影の公式肖像、米国防総省提供)[写真拡大]

 ピート・ヘグセス米国防長官は11月5日、ソーシャルメディアに投稿した動画で、イラン戦争が中間選挙に与えた影響をめぐって辞任することはないと表明した。共和党の大敗をもたらした主な要因としてイラン戦争が挙がっているが、ヘグセス氏は同戦争を「勇気ある歴史的な」ものだとして擁護した。

 ヘグセス氏は長い動画の中で「彼らが私を、そしてわれわれを攻撃するのは、われわれが成果を上げているからだ」と述べた。

 さらに「そんなことはうまくいかない。われわれは引き下がらない」と強調し、自身に対する弾劾の動きを「茶番」と切り捨てた。

 「これはすべて人格攻撃の政治だ。トランプ大統領に対しても通用しなかったし、私にも通用しない。それは安心してもらっていい」とも語った。

 ロイター通信によると、共和党のトーマス・マッシー下院議員は、ヘグセス氏に対する弾劾訴追決議案を来週再提出すると表明している。

■責任論の矛先は国防長官と軍首脳に

 共和党は今回の選挙で歴史的な敗北を喫し、上下両院の支配権を失った。ヘグセス氏は、この選挙結果の責任を問われている主要な当局者の1人となっている。ほかに、ダン・ケイン統合参謀本部議長(空軍大将)とブラッド・クーパー米中央軍司令官(海軍大将)の名前も挙がっている。

 ワシントン・ポスト紙によると、トランプ大統領への軍事的助言の内容を知る関係者らは、ヘグセス氏、ケイン氏、クーパー氏の3人が戦争のさまざまな段階で、伴うリスクとコストを十分に説明しないまま、大統領に過度に楽観的な評価を伝えていたと証言した。

 ヘグセス氏は、米国とイスラエルが2月に軍事作戦を開始して以来、イラン戦争の主要な推進者であり、政権の「顔」を務めてきた。同氏は戦争を強硬に擁護し、自ら「最大限の殺傷力」と呼ぶ方針を掲げてきた。トランプ大統領はこれまでのところヘグセス氏の解任を検討することを否定し、政権内での同氏の働きを称賛している。

■政権内では更迭論もくすぶる

 ただ、大統領の擁護発言によっても臆測は収まっていない。ある顧問はロイター通信に対し、政権が共和党敗北の責任を取る人物を探しており、ヘグセス氏が更迭される可能性はなお残っていると語った。

 ワシントン・ポスト紙によると、協議の内容を知る関係者は、国防総省内の状況について「現時点では非常に流動的」で、当局者らが今後の展開を見極めようとする中で「刃を向け合っている」状態だと述べた。

■民主党は戦争の早期終結を要求

 一方、民主党指導部は選挙結果を受け、イラン戦争の終結を求め、政権に対し即座に戦争終結に向けた措置を講じるよう要求した。

 下院民主党トップのハキーム・ジェフリーズ院内総務はCNNのインタビューで「今すぐ実行されるべき最初のことの1つは、新議会が始まる1月3日を待つまでもなく、大統領と政権がイランでの無謀で多大な犠牲を伴う、自ら選んだ戦争を終わらせることだ」と述べた。

 上院民主党トップのチャック・シューマー院内総務も同調した。同氏はワシントンでの記者会見で「われわれは戦争を終わらせる」と表明した。さらに「すでに戦争終結に向けてわれわれに加わっている共和党議員もいる。建国の父たちは、米国民の同意なしに戦争を行う大統領を抑止する手段の1つとして、予算権限を議会に与えた」と語った。

※この記事はInternational Business Timesから提供を受けた記事を日本向けに翻訳・編集したものです。

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