オムロン、米産業用PC企業グループを買収へ、企業価値約1046億円、フィジカルAI事業を強化

2026年10月13日 09:21

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記事提供元:日本インタビュ新聞社

■米OnLogicの技術と顧客基盤を獲得、次世代AIプラットフォーム開発を加速

 オムロン<6645>(東証プライム)は10月13日8時45分、産業用PCの開発・製造・販売を手掛ける米国OnLogic社と、その親会社Interlogic社を含む企業グループの買収で合意したと発表した。契約締結日は日本時間10月10日。取得価額は企業価値ベースで6億7500万米ドル(1ドル=155円換算で約1046億円)とし、主に手元資金を充当する。制御機器事業の高度化とフィジカルAI分野の事業拡大を目指す。

 OnLogic社は、構成の自由度が高く、厳しい使用環境にも対応する産業用PCを受注生産方式で提供し、顧客への直接販売を強みとする。売上高の9割超を米州・欧州などで計上し、多様な業種に顧客基盤を持つ。オムロンは同社の産業用PCに独自の高精度制御技術を組み合わせ、次世代フィジカルAIプラットフォームの開発を加速する。両社製品の相互販売や、センシング・ロボティクス機器を活用した現場のデジタル化も推進する。

■2027年1月頃に買収完了予定、既存ブランドと経営体制を維持

 買収は米国に新設する子会社をInterlogic社に吸収合併させる「逆三角合併」で実施し、同社を完全子会社化する。買収後もOnLogic社は独立した事業として運営し、既存ブランドや直接販売モデルを維持する。現経営陣も引き続き事業運営を担う予定で、オムロンはアジア地域の事業基盤や制御機器分野の知見を提供して成長を支援する。

 買収対象グループの2025年12月期連結売上高は1億5420万米ドル、EBITDA(利払い・税引き・償却前利益)は2260万米ドル。買収実行は2027年1月頃を予定し、関係当局の承認取得などを条件とする。オムロンは2027年3月期連結業績への影響を軽微と見込んでいる。(情報提供:日本インタビュ新聞社・株式投資情報編集部)

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