CES 2028でK-POPとオーケストラを融合、韓国楽団が商談イベントを計画

2026年9月23日 15:22

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記事提供元:Tech Times

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ソウル・ナショナル・シンフォニー・オーケストラは、CES 2028の開催期間中に米ラスベガスで、K-POPやオーケストラ公演とビジネス交流を組み合わせた4日間のイベントを開く計画を明らかにした。韓国と海外の経営者や投資家をつなぐネットワーキングプログラムを併設し、技術協力や投資、事業機会を話し合う場とする構想だ。

公演では、ハリウッド映画や韓国ドラマのオリジナル・サウンドトラックをオーケストラが演奏し、K-POPアーティストとの共演や生成AIを利用した映像演出も検討する。ラスベガスの主要会場と4日間の使用について協議しており、会場の規模や出演するK-POPアーティストは今後決定する。

■CES閉場後の交流機会をつくる

計画を主導するのは、同オーケストラの団長を務めるキム・ジョンソクだ。キムは、シンガポールで設立された投資・アドバイザリー企業Cube Consultingの韓国事業も担当している。

キムは、韓国からCESに訪れる参加者が夜間に企業や投資家と交流できる選択肢は限られていると説明している。Samsung、Hyundai Motor、SK、LGといった大企業だけでなく、中小企業やスタートアップ、各国のビジネス関係者が技術協力や事業機会を話し合える場を目指すという。

CESを主催するConsumer Technology Association(CTA)によると、CES 2026には韓国から1万3000人を超える参加者が訪れた。イベント構想では、公演を集客の核としながら、国内外の経営者や投資家を結ぶネットワーキングや、企業による事業・投資提案の機会を設ける。

■韓国企業の大規模参加を商談につなげる

韓国政府の発表では、CES 2026には大企業から中小企業、スタートアップまで韓国企業約1000社が参加した。このうち、政府機関や自治体など38機関が連携した統合韓国館には470社が参加し、過去最大規模となった。

CES 2026イノベーションアワードでは、韓国企業が発表済みの347件のうち206件を受賞した。韓国企業の受賞数が最多となるのは3年連続で、206件のうち150件は中小企業によるものだった。

一方、CESの会期中には展示、製品発表、ピッチイベントなどが集中するため、閉場後も商談を継続できる場の確保が課題となる。今回の構想は、韓国企業や海外の投資家を音楽公演に集め、その前後に計画的な交流機会を設けることで、文化イベントをB2B交流の入口として活用するものだ。

■Music Gを使った公演をソウルで実施

同オーケストラは2026年9月20日、ソウルのロッテ・コンサートホールで、生成AI技術とクラシック音楽を組み合わせた映画・アニメーション音楽の公演を開催した。主催者発表によると、約1200人が来場した。

公演では、音楽・映像生成AIソリューション「Music G」を使用した。演奏中のテンポ、音量、周波数などの音響データを解析し、その変化に合わせて大型スクリーンの映像をリアルタイムに変化させる仕組みである。

指揮はキム・ジンファンが務め、ピアニストのパク・ジュヨン、バイオリニストのキム・ジョンヨン、ソプラノ歌手のホン・チェリンが共演した。同オーケストラは、この公演で試した音楽と映像の連動をCES 2028へ展開し、K-POPを加えた大規模な交流イベントへ発展させる考えだ。

■文化公演をB2B交流の入口に

4日間のイベントでは、公演に加えて韓国と海外の企業経営者、スタートアップ、投資家を結ぶビジネス交流プログラムを実施する計画だ。キムは、単なるオーケストラ公演ではなく、海外の投資家や企業関係者が韓国企業と自然に出会える接点をつくることが目的だとしている。

K-POPや韓国ドラマの音楽は、異なる国や業種の参加者が同じ会場に集まるきっかけとなる。今回の構想では、その文化的な求心力と、参加者を事前に組み合わせるビジネスマッチングや投資提案を一体化させる。

Brand Financeの「Global Soft Power Index 2026」では、韓国は総合11位となった。「世界から愛される製品・ブランド」で7位、「将来の成長可能性」で6位、「芸術・エンターテインメントにおける影響力」で7位と評価されており、技術産業と文化の双方が韓国の対外的な存在感を支えている。

■仁川空港のビジネスジェット事業も紹介

CES 2028のイベントでは、仁川国際空港で計画されているビジネスジェット向け固定基地運営事業者(FBO)施設を紹介することも検討している。FBOは、ビジネスジェットなどに給油や駐機、整備、旅客対応といった地上サービスを提供する施設である。

Cube Consultingは、仁川国際空港のFBO事業に関するコンソーシアムへの参加を準備している。同社はラスベガスに集まる海外の企業関係者や投資家に事業と関連インフラを紹介し、投資誘致につなげる計画だ。

この事業の紹介は、オーケストラ公演とは別に、計画中の交流プラットフォームを具体的な投資案件の発信にも利用する試みとなる。イベントの詳細なプログラムや参加方法は、会場や出演者とともに今後決める。

■KES 2026を経てCES 2027へ

韓国では2026年10月13日から16日まで、ソウルのCOEXで第57回Korea Electronics Show(KES 2026)が開催される。「AI in Motion」をテーマに、AIトランスフォーメーション、ロボティクス、モビリティ、デジタルヘルス、XR・空間コンピューティング、電子部品・素材を主要分野とする。

KES 2026では、CTAとKorea Electronics Association(KEA)が連携する「CES Asia Unveiled Seoul」も実施される。10月13日のプログラムでは、CES 2027への出展を準備する韓国企業や技術を紹介し、スタートアップ、投資家、メディアなどの交流を促す。

CTAのPresident and CEOであるKinsey Fabrizioも基調対談に参加する予定で、CES 2027を形作る技術トレンドなどを取り上げる。CES 2027は2027年1月6日から9日までラスベガスで開催され、韓国企業にとってCES 2028の構想に先立つ次の大規模な国際展示の機会となる。

元記事: K-Pop Meets Classical Music in Bid to Transform CES After-Hours Networking

※この記事はTech Timesから提供を受けた記事を日本向けに翻訳・編集したものです。

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