京写、27年3月期1Qは増収・大幅増益、受注増加と販売価格適正化が寄与、通期上振れの可能性

2026年8月10日 08:29

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記事提供元:日本インタビュ新聞社

(決算速報)  京写<6837>(東証スタンダード)は8月7日に27年3月期第1四半期連結業績を発表した。受注増加と販売価格適正化効果で増収・大幅増益だった。そして通期の大幅増益予想を据え置いた。ただし第1四半期の進捗率が高水準であることを勘案すれば、会社予想は上振れの可能性が高く、積極的な事業展開で収益拡大基調だろう。株価は動意づいた7月の年初来高値圏から反落したが調整一巡感を強めている。好業績に加え、1倍割れの低PBRなど指標面の割安感も評価材料であり、出直りを期待したい。

■27年3月期1Q大幅増益、通期上振れの可能性

 27年3月期第1四半期の連結業績は売上高が前年同期比6.2%増の64億95百万円、営業利益が97.3%増の3億61百万円、経常利益が88.8%増の2億60百万円、親会社株主帰属四半期純利益が47.3%増の1億62百万円だった。

 受注増加と販売価格適正化効果で増収・大幅増益だった。国内では家電製品向けや新規の自動車向けに基板売上が増加したほか、実装関連も航空機向け、AIサーバ等の産業機器向けが増加した。販売価格適正化も寄与した。海外ではインドネシアの増産体制が整い、事務機分野を中心に受注が大幅に増加した。またインド向け家電製品関連が堅調だった。中国は受注減少、原材料価格高騰、人件費増加等で減収減益だった。ベトナムは自動車向けの減少で減収減益だった。

 地域別セグメント業績(売上高はセグメント間内部取引を含む)は、日本の売上高が8.1%増の27億67百万円で営業利益が1億26百万円(前年同期は71百万円の損失)、中国の売上高が0.9%減の33億03百万円で営業利益が15.9%減の2億05百万円、インドネシアの売上高が39.5%増の8億67百万円で営業利益が38百万円(同56百万円の損失)、メキシコの売上高が7.4%減の34百万円で営業利益が0百万円(同4百万円)、ベトナムの売上高が13.2%減の9億13百万円で営業利益が36百万円の損失(同15百万円)だった。

 製品別の売上高は片面板が14.9%増の27億87百万円、両面板(多層板と銀スルーホール基板を含む)が1.8%増の24億87百万円、金属基板が7.5%増の5億01百万円、実装関連が8.6%減の5億76百万円、その他が6.0%減の1億41百万円で、用途別の売上高は自動車関連が4.2%増の27億73百万円、家電製品が11.2%増の13億83百万円、事務機関連が16.5%増の8億77百万円、電子部品が25.5%増の4億43百万円、電気機器が46.3%減の1億10百万円、その他(映像機器、音響機器、アミューズメントなど)が22.4%増の3億33百万円、実装関連が8.6%減の5億76百万円だった。

 通期連結業績予想は前回予想(26年5月15日付の期初公表値)を据え置いて、売上高が前期比1.2%増の250億円、営業利益が33.2%増の11億円、経常利益が46.2%増の8億円、親会社株主帰属当期純利益が5.5倍の4億30百万円としている。配当予想も据え置いて、前期比4円増配の9円(期末一括)としている。予想配当性向は30.5%となる。

 27年3月期は大幅増益・増配予想としている。売上面は小幅増収だが、利益面は販売価格適正化やコスト改善に継続的に取り組むほか、前期の一過性要因(国内における金属基板の量産立ち上げ費用の増加、インドネシアにおける設備増強に伴う稼働調整)の影響が一巡することも寄与する。

 通期予想に対する第1四半期の進捗率は売上高が26%、営業利益が33%、経常利益が33%、親会社株主帰属当期純利益が38%である。第1四半期の進捗率が高水準であることを勘案すれば、会社予想は上振れの可能性が高く、積極的な事業展開で収益拡大基調だろう。

■株価は調整一巡

 株価は動意づいた7月の年初来高値圏から反落したが調整一巡感を強めている。好業績に加え、1倍割れの低PBRなど指標面の割安感も評価材料であり、出直りを期待したい。8月7日の終値は351円、今期予想連結PER(会社予想の連結EPS29円51銭で算出)は約12倍、今期予想配当利回り(会社予想の9円で算出)は約2.6%、前期実績連結PBR(前期実績の連結BPS677円93銭で算出)は約0.5倍、そして時価総額は約51億円である。(情報提供:日本インタビュ新聞社・株式投資情報編集部)

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