Apple、電子タバコ関連のiOSアプリ181本をApp Storeから削除

2019年11月17日 21:24

印刷

記事提供元:スラド

Appleが15日、電子タバコ(vape)関連のiOSアプリ181本をApp Storeから削除したそうだ(Axiosの記事Mashableの記事Mac Rumorsの記事9to5Macの記事)。

Appleは6月にApp Store Reviewガイドライン1.4.3を改訂し、電子タバコの摂取を助長するアプリを禁止しているが、既存アプリについては削除が猶予されていた。現在はGoogleでapps.apple.comを対象に「vape」「e-cig」などを検索すると、検索上位のアプリはすべて削除されているようだ。電子タバコの使用をやめるためのアプリは残っているが、誤って一時削除されていたらしいアプリもあった。

AppleのAxiosに対する声明によると、電子タバコ製品使用に関連付けられた肺損傷(EVALI)が公衆衛生上の危機を生んでおり、若者の間で電子タバコが流行していることから、電子タバコ関連アプリを禁止するガイドライン改定を行ったが、15日時点でApp Storeからのダウンロードもできないようにしたとのこと。

米疾病予防センター(CDC)の発表によると、13日までに報告を受けたEVALI症例は5日時点から121件増加して2,172件となっており、死者の数も3名増加して42名になったとのことだ。 

スラドのコメントを読む | アップルセクション | ソフトウェア | 医療 | アップル | iOS

 関連ストーリー:
米疾病予防センター、電子タバコ製品使用に関連付けられた肺損傷の可能性のある原因物質としてビタミンEアセテートを特定 2019年11月10日
米疾病予防センター、電子タバコ製品使用に関連付けられた肺損傷を示す表現として「EVALI」を使用開始 2019年10月17日
米国での電子タバコ使用に関連する可能性のある肺疾患、症例が1,000件を超える 2019年10月05日

※この記事はスラドから提供を受けて配信しています。

関連キーワード

関連記事