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DMM、成人向け事業を分社化 上場に関しては否定
インターネットサービス事業を手掛けるDMM.com社は、同社の事業のうち成人向け事業のみを分社化し、「デジタルコマース社」(2017年12月26日設立)に引き継がせることを発表した。3月1日より効力を発揮する。
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DMMの手がける事業は多い。FX・英会話・太陽光発電、3Dプリンターなど、多角的な経営を行っている。だが特に有名なのは、映像レンタルサービス、ゲーム配信サービスの二つではなかろうか。
DMMの映像レンタルサービス、ゲーム配信サービスは一般向けと成人向けに分かれているが、入り口が既に分けられている。(なお、映像とゲームしか取り扱っていないわけではないが)現状、一般向けはDMM.com、成人向けはDMM.R18という名前である。この名称などに変更が加えられるのかどうかなどは不明だ。
DMMのゲームサービス(売り切りのゲームではない、インターネットブラウザからアクセスするゲームを多く手掛けていることに特徴がある)の中でも特に有名なものは『艦隊これくしょん -艦これ-』であろう。爆発的な人気を博し、すぐに全容が把握できないくらい膨大なメディアミックス展開が行われ、もちろんテレビアニメなども作られている。
今回のデジタルコマース社による分社化だが、事業の切り分けそのものが目的というより、いろいろと世間的な風当たりは強い成人向け事業を切り分けることによる、企業イメージのクリーン化が狙いなのではないかと見る向きもある。
そこで問題になるのが「DMM本体を上場するのではないか」という可能性であるが、事業規模的には上場するに相応しい経営規模を持っているのは確かだが、DMM.com広報部は現時点では上場への動きに関しては否定しているという。
何であれ、今まで親しまれたサービスそのものについては今後とも継続してほしいものではある。(記事:藤沢文太・記事一覧を見る)
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