株式会社トリプルアイズ:2026年8月期通期決算説明会文字起こし(7)

2026年10月26日 09:17

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記事提供元:フィスコ

*09:17JST 株式会社トリプルアイズ:2026年8月期通期決算説明会文字起こし(7)
トリプルアイズ<5026>

続きまして、当社のAI社会実装ストーリーにおける最後の柱である『人材のハードル』を乗り越えるための、具体的な産学連携とAI人材育成の実績についてご説明いたします。

当社は、千葉大学とAI教育および地域DX推進に関する包括連携協定を正式に締結いたしました。単なる形だけの提携に留まらず、全学部・全学年を対象とした正規科目の集中講義である『AI共創とデジタルデザイン基礎演習』を共同で実施しております。

この講義には、代表の片渕が自らが教壇に立ち、画像認識や生成AIの活用、UI/UX設計といった最先端の実務スキルを演習形式で直接指導いたしました。結果として、総講義時間は1,300分を超え、延べ630名の学生に受講いただくという、非常に熱量のある大規模な実績を残すことができました。当社の持つ『AI社会実装力』と大学のアカデミアを高いレベルで融合させ、『研究』『教育』『人材活用』の3本柱で実効的な育成を強力に推進しております。

また、産学連携の動きは千葉大学だけに留まらず、北海道大学とは学術コンサルティング契約を締結し、AIやVR技術を応用した『教育DXモデル』の共同構築を進めることで、過疎地域や離島における教育格差の是正という社会的課題にも取り組んでおります。

さらに、HAL東京におきましても全8回の特別講義を開催いたしました。ここでは当社の現役エンジニアであり、かつ同校の卒業生でもあるメンバーが登壇し、現場で今まさに求められている『AI駆動型開発』の実務スキルを指導し、高い評価をいただいております。

こうした当社の先進的な取り組みは社会的にも大きな注目を集めております。千葉テレビでの『AI時代の人材育成の取り組み』の放送や、朝日新聞における『実践的AI教育や手話AIの共同研究』の掲載など、有力メディアにも多数取り上げていただいております。

冒頭のストーリーでもお伝えいたしました通り、生成AI前提の時代において、AIを使いこなし、エージェントをオーケストレーションできる高スキルなエンジニアの確保こそが、今後のAI市場の勝敗を分けます。

当社は大学や専門学校と深く融合し、質の高い人材を『自前で育成し、実務へとブリッジする』独自の強固なエコシステムをすでに確立しています。トリプルアイズは、『人材の供給力と育成力』をエンジンとして、他社が真似できないスピードで非連続な案件受注をスケールさせ、来期以降も、さらなる高成長を目指してまいります。

前ページでご説明した「AI人材育成」がなぜこれほどまでに重要なのか。その背景にある、現在のIT業界に起きている劇的な変化についてご説明いたします。現在、生成AIやAIエージェントの爆発的な普及により、IT業界における従来の前提が根本から崩壊しつつあります。

SaaSビジネスにおいては、AIを使えば「ノーコードでの自前構築」が容易になり、既製品から自社専用AIアプリへの回帰が始まっています。また、従来の「人月商売」やSESビジネスも、AI駆動開発によって工数が激減するため、「工数を売る」というモデルからの転換が不可避となっています。

この開発環境の地殻変動により、「仕事の価値」が変わり、「求められる人材」も完全に変化いたしました。これまで「課題を聞く人」であったコンサルタントは「AIで解決まで設計する人」へ。「仕様通りにつくる人」であったエンジニアは「自ら課題を発見し、AIで解決する人」へと進化しなければなりません。つまり、コンサルタントとエンジニアの境界が溶け、両者を横断するような新しい価値を持つ人材が今、強烈に求められているのです。

外資SaaSやネット系大手、大手SIerといった競合各社も、一斉にこの「顧客現場の課題解決」へとシフトを急いでいます。しかし、ここで多くの既存IT企業が壁にぶつかります。それが「既存エンジニアシフトに立ちはだかる3つの壁」です。

(1)AI生成物の安全性を担保できない「技術の壁」
(2)指示待ちや人月売り思考から抜け出せない「意識の壁」
(3)そして何より、自動車や製造業といった泥臭い現場知識が足りない「現場(ドメイン)の壁」です。

世の中のIT企業がこの3つの壁に立ち往生している中、当社の解は明確です。前スライドでお伝えした独自の教育基盤『AT20』による育成力、そしてBEX社とのシナジーによる現場ドメイン知識を武器に、業界に先駆けてこの「新しいエンジニア人材(FDE化)」を生み出し、市場の需要にあわせてエンジニアのスキルもシフトさせていく。これこそが、当社の圧倒的な競争優位性となります。

私たちトリプルアイズは、『AIと共に、ビジネスを変革していきます』。単に外部のテクノロジーを取り入れるだけに留まらず、組織文化そのものとしてAI活用を徹底的に推進し、スライド中央に掲げております通り『社員全員が、AIネイティブな組織へ』と進化を遂げてまいります。

生成AIは単なる一過性のブームや効率化のツールではなく、私たちのビジネスモデルと社会構造そのものを根底から変革する巨大な原動力です。当社はこの大きな時代の潮流に乗り、未来を切り拓くべく、下段の3つの軸に具体的に取り組んでまいります。

人材育成:AI人材の育成と組織全体のスキルアップを推進し、AIを使いこなして自律的に価値を生み出せる組織基盤を強固にします。
技術革新:エッジAIやオンプレミス実装をはじめとする最先端AI技術を積極的に開発・導入し、高い参入障壁を築き続けます。
社会貢献:基幹産業のDXや地域社会との連携を通じ、実利を伴うAIの社会実装によって現実の社会課題解決に貢献してまいります。

通期で過去最高益を達成し、事業ポートフォリオの最適化によって筋肉質な収益基盤へと生まれ変わった『新生トリプルアイズ』は、新たな価値創造と社会実装への挑戦を全力で推進し、持続的な企業価値の最大化をお約束いたします。

こちら過去3期分のPLとなります。


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