Windows 11の右クリックメニュー刷新、表示を高速化し項目のカスタマイズに対応

2026年8月19日 12:26

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記事提供元:Tech Times

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米Microsoftは、Windows 11のファイルエクスプローラーで使用する右クリックメニューを刷新し、Windows InsiderのExperimentalチャネル向けに段階的な展開を始めた。新しいメニューは表示速度と操作性の向上に加え、組み込みコマンドやアプリ拡張機能の表示方法を「設定」アプリから変更できる。一般提供の時期は発表されていない。

■右クリックメニューを高速かつ簡潔に

Microsoftは、Windows 11の登場時に、デザインや項目の配置、アプリ拡張機能の扱いを改めた新しいコンテキストメニューを導入した。しかし、その後は項目が増え、メニューが煩雑で動作も重くなったとして、表示速度を含む設計の見直しを進めてきた。

刷新後のメニューでは、上位階層に表示する項目を減らし、よく使う操作へアクセスしやすい構成に変更した。Microsoftは、アプリが独自の項目を追加するたびにメニューを開く際の処理が増えることも、動作を重くする要因になると説明している。

新しいデザインは、メニューが表示されてから操作可能になるまでの待ち時間を短くし、右クリック操作をより素早く、予測しやすいものにすることを目指している。

■「設定」アプリから表示項目を変更

新しいコンテキストメニューの下部には「Customize menu」が追加され、個人用設定内の専用ページを開けるようになった。

設定ページでは、「送る」や「ショートカットの作成」など、Windowsに組み込まれたコマンドの表示と非表示を切り替えられる。従来のWindows 11のコンテキストメニューには表示されていなかった「印刷」も、必要に応じて有効にできる。

アプリが追加する拡張項目については、メインメニューとサブメニューのどちらに表示するかを選択できるほか、サブメニュー自体を非表示にする設定も用意される。不要な項目を整理しながら、利用者ごとの作業方法に合わせてメニューを構成できる仕組みだ。

■主要コマンドを縦並びにするオプションも

Windows 11では、切り取り、コピー、貼り付け、名前の変更、削除、共有といった主要コマンドが、メニュー上部にアイコンの横一列で表示されている。

新しい設定では、これらのコマンドをアイコン列ではなく、メニュー内に縦並びで表示できる。Windows 10までの配置に慣れた利用者が、これまでの操作感に近いレイアウトを選べるようにするものだ。

「プロパティ」をメニューの最下部へ移動するオプションも追加される。従来型のコンテキストメニューそのものへ戻すのではなく、新しいメニューの内部で配置を変更する機能となる。

■ファイルエクスプローラーの安定性も改善

Microsoftはコンテキストメニューだけでなく、ファイルエクスプローラー全体の性能と信頼性も改善している。起動時間を短縮するとともに、ファイルの閲覧、名前の変更、移動、複数ファイルの選択などで発生する停止や表示の乱れを減らした。

バックグラウンドでファイルを同期している最中に、名前の変更が中断される問題にも対処した。大文字と小文字だけを変更したファイル名が即座に反映されるようになったほか、アドレスバーでは引用符や二重のバックスラッシュを含むパスなど、より多様な入力を扱える。

アドレスバーやホーム画面のフォルダーをマウスの中ボタンでクリックし、新しいタブで開ける範囲も拡大した。ホーム画面では各セクションの展開状態を保持し、ファイルサイズをKB、MB、GBなど適切な単位で表示する。詳細ペインも、ファイルのプロパティを確認しやすい構成に改められる。

■Build 26340.9212で段階的に展開

新しいコンテキストメニューは、2026年8月17日に発表されたWindows 11 Insider Preview Build 26340.9212のExperimentalチャネルで段階的に展開される。

同じビルドを導入していても、すべての端末で直ちに利用できるとは限らない。Microsoftは一部のInsiderから提供を始め、フィードバックや動作状況を確認しながら対象を広げる方式を採用している。

Build 26340.9212では、Unicode Emoji 17.0に基づく新しい絵文字のサポートも追加された。絵文字パネルは、Windowsキーとピリオドキーを同時に押すことで開ける。

■26H1の別ビルドではWMICを削除

同日に公開されたWindows 11 26H1向けの別系統のInsiderビルドでは、Windows Management Instrumentation Command-line(WMIC)が削除された。

WMICは、Windowsの管理情報をコマンドラインから取得、操作するためのツールだ。すでに非推奨となっており、MicrosoftはPowerShellで利用できるCIMコマンドレットなどへの移行を案内している。

WMICの削除が確認されたのは、Experimental 26H1チャネルのBuild 28120.2738など、コンテキストメニューを導入するBuild 26340.9212とは異なる系列のプレビュー版である。現在利用されているすべてのWindows 11環境から、同時にWMICが削除されたわけではない。

WMICを呼び出す管理スクリプトや運用ツールを利用している組織では、対象コードを確認し、Microsoftが案内する代替手段への移行を検討する必要がある。

●新しい右クリックメニューは誰でも利用できますか?

現時点ではWindows InsiderのExperimentalチャネルを対象とするプレビュー機能です。Build 26340.9212を導入していても段階的に有効化されるため、端末によってはまだ表示されない場合があります。

●メニューではどのような項目を変更できますか?

「送る」「ショートカットの作成」「印刷」などの組み込みコマンドを切り替えられます。アプリ拡張機能をメインメニューまたはサブメニューに表示する設定や、サブメニューを隠す設定も用意されます。

●Windows 10のような縦並び表示にできますか?

切り取り、コピー、貼り付け、名前の変更、削除、共有などの主要コマンドを、横一列のアイコンではなく縦並びで表示できます。「プロパティ」をメニューの最下部へ移動することも可能です。

●一般向けのWindows 11にはいつ導入されますか?

Microsoftは一般提供の時期を発表していません。Insider向けのテストとフィードバックを踏まえて、今後の提供方法が決まる見通しです。

●WMICは現在のWindows 11からすぐに削除されますか?

今回確認された削除は、Windows 11 26H1向けの一部のInsiderビルドが対象です。業務用スクリプトなどでWMICを使用している場合は、将来に備えて利用箇所を確認し、PowerShellのCIMコマンドレットなどへの移行を検討してください。

元記事: Microsoft Fixes Windows 11 Right-Click Menu: Faster, Customizable, Less Cluttered

※この記事はTech Timesから提供を受けた記事を日本向けに翻訳・編集したものです。

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