Garminの未発表「CIRQA SMART RING」が認証DBに一時掲載、スマートリング参入の可能性

2026年8月15日 14:51

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記事提供元:Tech Times

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インドネシアの通信機器認証データベースに、Garminの未発表デバイス「CIRQA SMART RING」が一時的に登録され、翌日までに削除された。Garminはスマートリングを正式発表しておらず、登録が実際の製品計画を示すものか、申請上の誤りだったのかは明らかになっていない。ただし、同社が画面のないウェアラブル製品「CIRQA Smart Band」をすでに展開していることから、新たなフォームファクターを検討している可能性が注目されている。

■認証データベースに現れた「CIRQA SMART RING」

インドネシアの通信機器認証データベース「e-Sertifikasi」には、2026年8月12日付でGarminのフィットネス機器として「CIRQA SMART RING」が登録された。しかし、翌8月13日までに該当エントリはデータベースから削除されたと報じられている。

登録情報によると、証明書番号は125338/DJID/2026、申請者はPT Garmin Indonesia Distributionで、機器区分は「Fitness Product」、ブランドは「GARMIN」、製造国は台湾と記載されていた。「CIRQA SMART RING」という名称は、一般的な機器区分ではなくモデル名の欄に掲載されていた。

同日には、マリン機器やダイビング関連機器を含む複数のGarmin製品も登録されており、通常の認証申請の一環だった可能性がある。一方、認証データベースでは申請者が入力した名称に誤りが含まれる場合もあるため、モデル名だけで製品化が確定したとは判断できない。

登録が削除された理由も公表されていない。未発表製品の情報が予定より早く公開された可能性のほか、申請内容の訂正や登録手続き上の事情も考えられる。

■スマートリングに慎重だったGarmin

今回の登録が注目される背景には、Garmin幹部がこれまでリング型デバイスの技術的な制約を指摘してきた経緯がある。

2024年のGarmin Health Summitでは、同社幹部が、スマートウォッチはリングよりもバッテリーやセンサーの搭載スペースを確保しやすく、運動中の計測にも適しているとの見解を示した。これはリング型製品の技術的な課題を説明したものであり、将来にわたって製品化しないと正式に約束したものではない。

2026年7月29日の第2四半期決算説明会では、モルガン・スタンレーのアナリストが、別のウェアラブル形状へ展開する考えがあるかをCliff Pemble CEOに質問した。Pemble氏は「製品ロードマップについて具体的にはコメントしないが、これまで示してきたように、当社は新たなカテゴリに参入し、新しいものを探求する傾向がある」と回答した。

この発言はスマートリングの開発を認めたものではない。ただし、同社が既存の腕時計型製品以外のカテゴリを検討する可能性を排除しなかったことになる。

■日本では「CIRQA Smart Band」を8月に発売

Garminは2026年7月、ディスプレイを搭載しない「CIRQA Smart Band」を発表した。日本での公式名称は「CIRQA Smart Band(サーカ スマート バンド)」で、同年7月30日に予約を開始し、8月6日に税込3万2,800円で発売している。

CIRQA Smart Bandは、心拍数、睡眠、心拍変動を基にしたHRVステータス、ストレスレベル、Body Battery、皮膚温などを記録し、Garmin Connectアプリでデータを確認できる。手首のほか、別売りのアームバンドを使って上腕にも装着できる。

Garmin Connect+で提供される一部のプレミアム機能を除き、CIRQA Smart Band本体と基本的な健康・フィットネス機能の利用に有料サブスクリプションは必要ない。

仮にCIRQAブランドのスマートリングが製品化される場合、Garmin Connectをデータの確認や管理に利用することは考えられる。ただし、リングが測定する項目、既存デバイスとの連携方法、サブスクリプションの有無について、Garminは何も発表していない。

■リング型センサーの利点と課題

スマートリングでは一般に、発光ダイオードと受光センサーを使って皮膚の血液量の変化を捉える光電式容積脈波記録法(PPG)が利用される。

指はPPG信号を取得しやすい測定部位の一つだが、実際の精度はセンサーの配置、指輪の装着状態、皮膚への接触圧、周囲の温度、身体の動きなどに左右される。指で測定するだけで、手首型デバイスより常に正確になるとは限らない。

特に運動中は、身体の動きによるノイズや装着位置のずれ、末梢部の血流変化などが測定に影響する可能性がある。このため、睡眠時や安静時の測定と、激しい運動中の測定では、必要なセンサー設計や信号処理が異なる。

Garminがリングを開発している場合、スポーツウォッチと組み合わせ、リングを睡眠や日常の健康データの記録に使い、運動時の計測をウォッチに担わせる構成も考えられる。ただし、これは既存製品の使い方から想定できる一例であり、実際の製品仕様ではない。バッテリー駆動時間やセンサー構成も不明だ。

■拡大するスマートリング市場

スマートリング市場は拡大が予測されている。IDCのデータを引用したBloombergの報道によると、2025年のスマートリング出荷台数は前年比49%増となる見通しで、スマートウォッチの推定6%増を上回った。

Fortune Business Insightsは、世界のスマートリング市場を2025年の4億1,690万ドルから、2034年には37億7,240万ドルへ拡大すると予測している。2034年の予測額は、1ドル159円で換算すると約5,998億円となる。市場調査会社による将来予測であり、実際の市場規模を保証するものではない。

競合製品を巡っては、Samsungの次世代スマートリング「Galaxy Ring 2」が2027年初頭に登場する可能性が報じられている。ただし、具体的な発売時期や製品仕様は正式発表されていない。

Ouraは2026年5月、米証券取引委員会に新規株式公開のための登録届出書案を非公開で提出したと発表した。同社は2025年の資金調達時に約110億ドルと評価されており、ハードウェア販売に加えて月額会員サービスを提供している。

Garminのスマートリングについては、価格も販売方式も判明していない。既存のCIRQA Smart Bandの米国価格が199.99ドルであることを基に、The5kRunnerはリングが199~249ドルになる可能性を予想しているが、Garminによる公式価格ではない。1ドル159円で換算すると約3万1,600~3万9,600円となる。

また、既存のGarmin製品が基本機能をサブスクリプションなしで提供しているとしても、未発表のリングに同じ方針が適用されるとは限らない。

■正式発表につながるかは不明

Garminは「CIRQA SMART RING」の認証登録についてコメントしておらず、発売日や販売地域も発表していない。認証情報は製品開発の手掛かりになる場合があるが、登録された機器が必ず一般販売されるわけではない。

今後、米連邦通信委員会(FCC)への申請、Bluetooth SIGの認証情報、他国の規制当局による登録、Garminの公式発表などが確認されれば、製品の存在を判断する追加材料になる。

現段階で確認できるのは、インドネシアの認証データベースに「CIRQA SMART RING」というモデル名が一時掲載され、その後削除されたことだ。Garminが実際にスマートリングを投入するかどうかは、今後の公式発表を待つ必要がある。

■注目ポイントQ&A

●Garminはスマートリングの発売を正式に発表したのですか?

いいえ。Garminはスマートリングを正式発表していません。インドネシアの認証データベースに「CIRQA SMART RING」というモデル名が掲載され、その後削除されたことが確認された段階です。登録が実際の製品計画を示していたのか、申請上の誤りだったのかも判明していません。

●Garminのスマートリングが登場する場合、価格やサブスクリプションはどうなりますか?

公式な価格や料金体系は発表されていません。The5kRunnerは、米国で199.99ドルのCIRQA Smart Bandを基準に、リングの価格を199~249ドルと予想していますが、あくまで媒体による推測です。既存のCIRQA Smart Bandは基本機能をサブスクリプションなしで利用できますが、未発表のリングに同じ方式が採用されるかは不明です。

●日本ではCIRQA Smart Bandを購入できますか?

はい。日本では「CIRQA Smart Band(サーカ スマート バンド)」が2026年8月6日に発売されています。価格は税込3万2,800円で、基本的な健康・フィットネス機能はサブスクリプションなしで利用できます。一部のプレミアム機能にはGarmin Connect+への加入が必要です。

●リング型デバイスの測定にはどのような課題がありますか?

光学式センサーの測定結果は、動き、装着状態、皮膚への接触圧、周囲の温度などの影響を受けます。指はPPG信号を取得しやすい部位の一つですが、運動中を含むあらゆる状況で手首型デバイスより正確になるわけではありません。

元記事: Garmin Smart Ring Surfaces in Official Database and Disappears Next Day

※この記事はTech Timesから提供を受けた記事を日本向けに翻訳・編集したものです。

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