朝日ラバー、1Qは2.8%増収も減益、通期純利益を上方修正、卓球用ラバーと医療用ゴム製品が伸長

2026年8月7日 07:38

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記事提供元:日本インタビュ新聞社

(決算速報)  朝日ラバー<5162>(東証スタンダード)は8月6日に27年3月期第1四半期連結業績を発表した。売上面は卓球ラケット用ラバーや医療用ゴム製品の好調が牽引して増収だが、利益面は要員増や開発・量産準備の費用増加により減益だった。通期の業績予想については、投資有価証券売却益の計上により当期純利益を上方修正した。積極的な事業展開で収益拡大を期待したい。株価は上げ一服となってモミ合う形だが、高配当利回りや1倍割れの低PBRという指標面の割安感も評価材料であり、戻りを試す展開を期待したい。

■27年3月期1Q減益、通期は純利益を上方修正

 27年3月期第1四半期の連結業績は売上高が前年同期比2.8%増の19億77百万円で、営業利益が29.6%減の31百万円、経常利益が79.8%減の9百万円、親会社株主帰属四半期純利益が95.2%減の1百万円だった。売上面は卓球ラケット用ラバーや医療用ゴム製品の好調が牽引して増収だが、利益面は要員増や開発・量産準備の費用増加により減益だった。

 工業用ゴム事業は売上高が1.7%減の14億46百万円、営業利益(全社費用等調整前)が5.7%減の54百万円だった。減収減益だった。主力の自動車内装照明用ASA COLOR LEDが採用自動車メーカーの販売不振により低調だった。ただしスイッチ用などの操作系精密ゴム製品、卓球ラケット用ラバーなどは好調だった。なお自動認識機器に使用されるRFIDタグ用ゴム製品については、前期と同様に上期に生産を集中させて生産性を維持する調整を行っている。

 医療・衛生用ゴム事業は、売上高が17.5%増の5億30百万円で、営業利益が27.4%減の34百万円だった。増収減益だった。売上面は診断・治療向けの採血用・薬液混注用ゴム栓、医療用逆止弁が増加したほか、手技シミュレータ製品なども増加して大幅増収だが、人件費の増加により減益だった。

 中期重点4事業の売上高は光学事業が2.4%減の5億27百万円、医療・ライフサイエンス事業が17.2%増の5億30百万円、機能事業が5.9%増の8億38百万円、通信事業が41.6%減の81百万円、主要製品の売上高は光学事業のASA COLOR LEDが4.2%減の4億58百万円、医療・ライフサイエンス事業の医療用ゴム製品・医療シミュレータが17.0%増の5億24百万円、機能事業のスポーツ用ゴム製品(卓球ラケット用カバー)が18.3%増の2億30百万円、通信事業のRFIDタグ用ゴム製品が51.6%減の43百万円だった。

 通期の連結業績予想については、投資有価証券売却益(約1億16百万円)の計上により、26年8月6日付で当期純利益を82百万円上方修正して、売上高が前期比4.1%増の81億72百万円、営業利益が25.2%減の1億48百万円、経常利益が35.6%減の1億22百万円、親会社株主帰属当期純利益が5.1%増の1億67百万円としている。配当予想は据え置いて前期比4円増配の24円(第2四半期末12円、期末12円)としている。予想配当性向は64.5%となる。

 セグメント別の売上高計画は工業用ゴム事業が3.1%増の61億32百万円、医療・衛生用ゴム事業が7.1%増の20億39百万円、重点4事業の売上高計画は光学事業が0.2%増の22億03百万円、医療・ライフサイエンス事業が7.1%増の20億39百万円、機能事業が5.4%増の35億76百万円、通信事業が0.7%減の3億52百万円としている。また主要製品売上高計画はASA COLOR LEDが13.2%減の16億93百万円、医療用ゴム製品が4.5%増の19億77百万円、スポーツ用ゴム製品(卓球ラケット用カバー)が12.7%増の9億64百万円、RFIDタグ用ゴム製品が19.6%減の1億48百万円としている。

 売上面は自動車内装照明用ASA COLOR LEDの減少が続くが、自動車関連向け精密用ゴム製品、卓球ラケット用カバー、診断・治療向けの採血用・薬液混注用ゴム栓、医療シミュレータなどが増加して増収・過去最高更新見込みとしている。なおRFIDタグ用ゴム製品については、特定用途向けNFC(近距離無線通信)タグの受注が決定したため、下期に量産開始予定としている。利益面は要員増によるコスト増加や不透明感を考慮して減益予想としている。ただし保守的だろう。積極的な事業展開で収益拡大を期待したい。

■株価は戻り試す

 株価は上げ一服となってモミ合う形だが、高配当利回りや1倍割れの低PBRという指標面の割安感も評価材料であり、戻りを試す展開を期待したい。8月6日の終値は774円、今期予想連結PER(会社予想の連結EPS37円21銭で算出)は約21倍、今期予想配当利回り(会社予想の24円で算出)は約3.1%、前期実績連結PBR(前期実績の連結BPS1119円60銭で算出)は約0.7倍、そして時価総額は約36億円である。(情報提供:日本インタビュ新聞社・株式投資情報編集部)

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※この記事は日本インタビュ新聞社=Media-IRより提供を受けて配信しています。

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