インテージホールディングス、27年6月期増収増益・連続増配予想、利益重視のマネジメントが奏功

2026年8月6日 08:01

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記事提供元:日本インタビュ新聞社

(決算速報)  インテージホールディングス<4326>(東証プライム)は8月5日の取引時間中に26年6月期連結業績を発表した。利益を重視したマネジメントの成果により大幅営業・経常増益だった。27年6月期は増収増益・連続増配予想としている。なお27年6月期より配当方針を変更する。DOE(純資産配当率)5.0%を下限として、第15次中期経営計画期間(27年6月期~31年6月期)中の配当は累進的とする。また27年7月に予定しているグループ再編については、連結子会社3社(インテージ、インテージヘルスケア、インテージテクノスフィア)を吸収合併し、同社が純粋持株会社から事業持株会社へ移行(商号をインテージに変更予定)することを決定した。積極的な事業展開で収益拡大基調だろう。株価は7月の年初来高値圏から反落し、さらに決算発表に対して乱高下の形となったが、利益確定売りをこなしながら上値を試す展開を期待したい。

■26年6月期大幅営業・経常増益、27年6月期増収増益・連続増配予想

 26年6月期の連結業績は売上高が前期比2.3%増の670億99百万円、営業利益が35.6%増の57億52百万円、経常利益が39.3%増の57億53百万円、親会社株主帰属当期純利益が51.4%減の17億03百万円だった。配当は前期比3円増配の48円(第2四半期末24円、期末24円)とした。連続増配で、配当性向は107.7%である。

 売上高は成長事業が計画を下回ったため全体として小幅増収にとどまったが、営業利益と経常利益はパネル調査をはじめとする基幹事業が堅調に推移し、継続的に取り組んでいる利益を重視したマネジメントの成果により大幅増益だった。親会社株主帰属当期純利益は前期の特別利益に計上した事業譲渡益14億72百万円が剥落したことに加え、特別損失に減損損失17億81百万円を計上したため減益だった。

 マーケティング支援(消費財・サービス)事業は、売上高が4.0%増の471億49百万円、営業利益が69.6%増の24億33百万円だった。売上面はインテージリサーチにおける前年の大型案件の反動影響を受けたが、パネル調査・カスタムリサーチが堅調に推移し、NTTドコモとの連携によるマーケティングソリューション領域も順調だった。利益面はパネル調査・カスタムリサーチの増収効果のほか、新SCIへの切り替え完了による投資費用の減少も寄与した。

 マーケティング支援(ヘルスケア)事業は、売上高が1.3%増の125億93百万円、営業利益が25.8%増の26億83百万円だった。売上面はインテージヘルスケアにおけるCRO事業売却の影響を受けたものの、インテージヘルスケアの主力のリサーチ事業やインテージリアルワールドの好調が牽引した。利益面は収益性の高いリサーチ事業やパネル調査の増収効果で大幅増益だった。

 ビジネスインテリジェンス事業は、売上高が5.6%減の73億56百万円、営業利益が5.4%減の6億35百万円だった。売上面はインテージテクノスフィアの重点領域であるデータ統合基盤・活用ビジネスが好調だったが、ビルドシステムにおける前期ローコード開発案件の反動が影響した。利益面は減収影響に加え、長野事業所統合移転(25年11月)に伴う一過性費用なども影響した。

 全社ベースの業績を四半期別にみると、第1四半期は売上高が143億61百万円で営業利益が5億72百万円、第2四半期は売上高が173億27百万円で営業利益が17億91百万円、第3四半期は売上高が201億86百万円で営業利益が32億05百万円、第4四半期は売上高が152億25百万円で営業利益が1億84百万円だった。なお第2四半期と第3四半期の構成比が高い収益特性がある。

 27年6月期の連結業績予想は売上高が前期比5.8%増の710億円、営業利益が7.8%増の62億円、経常利益が8.6%増の62億50百万円、親会社株主帰属当期純利益が134.9%増の40億円としている。配当予想は前期比2円増配の50円(第2四半期末25円、期末25円)としている。連続増配で予想配当性向は47.8%となる。なお27年6月期より配当方針を変更する。DOE(純資産配当率)5.0%を下限として、第15次中期経営計画期間(27年6月期~31年6月期)中の配当は累進的とする。

 27年6月期は増収増益・連続増配予想としている。第15次中期経営計画の初年度で、従来の業界別セグメント体制から機能別セグメント体制へと事業再編する。新セグメントは、リサーチのノウハウの「深化」と「テクノロジー化」で事業成長を目指すInsightセグメント、お客さまビジネスの「仕組み化」と「データ活用支援」で事業成長を目指すData Techセグメントとする。また27年7月に予定しているグループ再編については、連結子会社3社(インテージ、インテージヘルスケア、インテージテクノスフィア)を吸収合併し、同社が純粋持株会社から事業持株会社へ移行(商号をインテージに変更予定)することを決定した。積極的な事業展開で収益拡大基調だろう。

■株価は上値試す

 株価は7月の年初来高値圏から反落し、さらに決算発表に対して乱高下の形となったが、利益確定売りをこなしながら上値を試す展開を期待したい。8月5日の終値は1887円、今期予想連結PER(会社予想の連結EPS104円68銭で算出)は約18倍、今期予想配当利回り(会社予想の50円で算出)は約2.6%、前期実績連結PBR(前期実績の連結BPS890円10銭で算出)は約2.1倍、そして時価総額は約763億円である。(情報提供:日本インタビュ新聞社・株式投資情報編集部)

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