綿半ホールディングス、27年3月期第1四半期は計画水準、通期増益・12期連続増配予想を据え置き
(決算速報) 綿半ホールディングス<3199>(東証プライム)は7月28日に27年3月期第1四半期連結業績を発表した。全体として減益だった。建設事業は順調だったが、小売事業における積極的な店舗改装実施に伴う一時的な売場縮小が影響した。ただし概ね計画水準だったため、通期の増収増益・12期連続増配予想を据え置いた。積極的な事業展開で収益拡大基調だろう。株価は安値圏でモミ合う形だが、調整一巡して出直りを期待したい。
■27年3月期1Q減益だが通期の増収増益・12期連続増配予想据え置き
27年3月期第1四半期の連結業績は、売上高が前年同期比0.3%増の325億24百万円、営業利益が7.5%減の6億31百万円、経常利益が13.1%減の7億06百万円、そして親会社株主帰属四半期純利益が26.8%減の4億72百万円だった。
全体として減益だった。建設事業は順調だったが、小売事業における積極的な店舗改装実施に伴う一時的な売場縮小が影響した。ただし概ね計画水準だった。なお営業外収益では前期計上の出資金運用益64百万円が剥落した。
小売事業は売上高(外部顧客への売上高)が3.5%減の191億82百万円、営業利益(全社費用等調整前)が26.3%減の4億46百万円だった。減収減益だった。積極的な店舗改装実施に伴う一時的な売場縮小が影響したほか、低気温によって季節品の販売が低調だった。
建設事業は売上高が15.3%増の115億27百万円、営業利益が317.4%増の3億61百万円だった。大幅増収増益だった。駐車場およびリニューアル分野で工事が順調に進捗した。
貿易事業は売上高が1.1%増の15億79百万円だが、営業利益が53.9%減の57百万円だった。商品構成の影響で増収ながら減益だった。
その他事業(不動産事業等)は売上高が76.2%減の2億34百万円、営業利益が68.1%減の31百万円だった。なお観光事業に参入した。
通期連結業績予想は前回予想(26年5月11日付の期初公表値)を据え置いて、売上高が前期比3.4%増の1400億円、営業利益が5.6%増の38億円、経常利益が2.5%増の40億円、親会社株主帰属当期純利益が8.0%増の23億円としている。配当予想は前期比1円増配の31円(期末一括)としている。12期連続増配予想で予想配当性向は25.2%となる。
なおセグメント別の計画は、小売事業の売上高が前期比2.7%増の790億79百万円で営業利益が1.0%増の15億79百万円、建設事業の売上高が4.4%増の521億02百万円で営業利益が19.2%増の26億32百万円、貿易事業の売上高が4.4%増の67億86百万円で営業利益が5.9%減の6億27百万円としている。貿易事業が一部原薬の製造工程見直しの影響を受けるが、建設事業が引き続き伸長し、小売事業も堅調に推移する見込みだ。
第1四半期は一時的要因により減益だったが、概ね計画水準だった。通期ベースでは積極的な事業展開で収益拡大基調だろう。
■株価は調整一巡
株価は反発力が鈍く安値圏でモミ合う形だが、調整一巡して出直りを期待したい。7月28日の終値は1335円、今期予想連結PER(会社予想の連結EPS123円07銭で算出)は約11倍、今期予想配当利回り(会社予想の31円で算出)は約2.3%、前期実績連結PBR(前期実績の連結BPS1303円74銭で算出)は約1.0倍、そして時価総額は約266億円である。(情報提供:日本インタビュ新聞社・株式投資情報編集部)
【関連記事・情報】
・【どう見るこの株】ソフトバンクグループ、9000円台から急落――5000円台で問われる「AI投資」の真価(2026/7/25)
・キオクシアHD株は再び上昇相場へ向かうか、AI需要と7月31日決算が試金石(2026/7/23)
・【どう見るこの株】ファーストリテイリング、最終利益5000億円へ上方修正、時価総額はインディテックスに次ぎ世界2位(2026/7/10)
・【どう見るこの相場】株安・円安・債券安を追い風に変える――決算発表で狙う「逆転銘柄」(2026/7/27)
※この記事は日本インタビュ新聞社=Media-IRより提供を受けて配信しています。
スポンサードリンク