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LINEヤフー、社内エンジニア7000人対象にAI実践研修開始
■AI開発・運用人材の育成加速、グローバル3言語で知見共有
LINEヤフー<4689>(東証プライム)は10月31日、社内エンジニア約7000人を対象とするAI活用スキル向上ワークショップ「Orchestration Development Workshop」を開始した。同プログラムは生成AIを安全かつ効果的に活用できる人材の育成を目的とし、月1~2回の頻度で開催する。日本語・英語・韓国語に対応し、グローバル開発組織全体でAIオーケストレーション開発手法を共有することで、ソリューションの重複開発防止と業務効率化を図る。さらに、大規模言語モデルの運用(LLMOps)など、先端AI領域を牽引できるエンジニアの育成を目指す。
同社はすでに全従業員を対象に生成AI利用のための基礎eラーニングを導入しており、本ワークショップはその実践段階に位置づけられる。講師と代表参加者の対話にリアルタイム質疑を組み合わせた実演形式を採用し、「知識を得る」から「スキルを育てる」段階へ移行する。初回ではAIコードアシスタントを活用したコードレビュー業務の最適化をテーマに、要約生成や指摘補完、自動リマインドなどを通じてリードタイム短縮を実演した。今後は社内ドキュメントや業務ナレッジを横断的にAI検索・要約し、複数AIによる連携処理など、開発現場の変革を支援するテーマを継続的に扱う予定である。
LINEヤフーは「Yahoo! JAPAN」アプリや「LINE AI」などで生成AIを実装済みで、同日時点で累計62件の活用事例を有する。さらに設計から検証までをAIが支援する「Ark Developer」を導入し、開発生産性の向上を推進している。本ワークショップで培った実践力を基盤に、より優れたサービスを迅速に提供する体制を構築し、「『WOW』なライフプラットフォームの創出」という企業ミッションの実現を加速するとしている。(情報提供:日本インタビュ新聞社・株式投資情報編集部)
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※この記事は日本インタビュ新聞社=Media-IRより提供を受けて配信しています。
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