エヌビディア好決算でさらなる上昇相場か!?

2024年2月23日 09:10

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●エヌビディアの決算が好調

 米半導体大手エヌビディアが発表した2023年11月期~2024年1月期の決算は、売上高・純利益ともに過去最高を記録し、市場予想も上回った。

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 エヌビディアの株価は引け後に10%上昇し、時価総額も800億ドル(約12兆円)余り増加し、1兆7500億ドル(約262兆5000億円)となった。AI向けの半導体が好調で今後も需要拡大が見込まれる。

 米国を代表するハイテク7銘柄のマグニフィセント・セブン、その一角であるエヌビディアが日米の株価を今後も牽引するのか?

●エヌビディア効果が日本株にも

 エヌビディアは、画像処理半導体(GPU)の設計に特化した半導体企業だ。1993年に創業され、カリフォルニア州サンタクララに拠点を置く。チャットGPTなどにより、GPUの需要が期待されている。

 日経平均が史上最高値を更新した日本株にも、エヌビディアの恩恵がある。

 大手投資銀行ゴールドマン・サックスは、日本版マグニフィセント・セブンを「セブン・サムライ」(7人の侍)と名付けて、7銘柄を選定している。

 マグニフィセント・セブンは時価総額上位7銘柄が選定されているが、7人の侍は、トヨタ・SUBARU・三菱商事の大型株以外には、SCREENホールディングス、アドバンテスト、ディスコ、東京エレクトロンの半導体製造装置メーカーが選ばれている。

●日経平均の史上最高値にも貢献!すでに織り込み済みとの見方も?

 エヌビディア株は、時間外に上昇はしたが、14日につけた最高値739ドルまではまだまだ開きがあり、ここまで一気に上昇するかは疑問符がつく。

 22日の日経平均は、34年ぶりに終値で史上最高値をつけ、半導体銘柄を中心に買われたが、東京エレクトロンなどはPER50倍以上、PBR10倍以上で他の日本株に比べて過熱感もある。

 一方で、エヌビディアの業績拡大がいつまで続くかと疑心暗鬼な見解を示すアナリストも多い。エヌビディアのPERは400倍近辺となっており、割高感はある。

 それでもエヌビディアのGPU需要はこれからも拡大し続けると見られており、世界のAI向け半導体市場を独占することは当分揺るがない、と見られている。

 今は高値追いはせずに、ある程度下がったところを買うくらいのゆとりのある投資が必要かもしれない。(記事:森泰隆・記事一覧を見る

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