ローブス&コンフェクションズ 2024年春夏コレクション - 基本に忠実に、新たなテーラリングを

2023年12月6日 16:28

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記事提供元:ファッションプレス

 ローブス&コンフェクションズ(robes&confections)は、2024年春夏コレクションを発表した。

基本に忠実に、軽やかで涼やかに
 ウィメンズのテーラードを得意とするローブス&コンフェクションズの今季は、端正でクラシックなテーラードをベースに、より軽やかでより涼やかな衣服を展開。このコレクションを生むきっかけとなったのは、近年上昇し続ける日本における夏の暑さ。暑い夏でも毎日着用できるような端正なテーラードを。そんな思いで作り上げた衣服は、テーラードの基本に忠実に則りながらも、今までにない新たな表情を創出したのである。

裏地をなくしたサマーウールのセットアップ
 たとえば、サマーウールのセットアップに注目。裏地を取り払ったジャケットは、空羽織というスポーツウェアによく見られるようなメッシュ織を採用し、とにかく軽くさらりとした質感に。両側に大きなポケットを配したカーゴ風ショートパンツを合わせれば、暑い夏でも着用できるテーラリングのスタイルが完成する。

このほかにも、本来はTシャツやシャツなどに見られるワッフルやレーヨンといった素材を用いて、テーラードジャケットを制作している。

シャツとテーラリングの融合
 シャツとテーラリングジャケットの要素を合体させた1着も目を引く。通常、ジャケットの下または1枚でも着用できるシャツをベースに、テーラード風のラペルを配すことで“シャツなのにジャケット”に見えるよう仕上げている。カジュアルさもありつつ、フォーマルなシーンにもマッチする上品な印象を付与した。

快適さを生むシルエット
 ストレスフリーなシルエットは、快適な心地よさを与えてくれる。好例となるのは、ワイドなフレアパンツや伸縮性抜群のデニムパンツ。肌と素材との間に柔らかな風を誘い込むように、ゆったりと立体的に。そのワイドなパンツには、ややコンパクトなテーラードベストを合わせ、上品な肌見せを提案している。

ペイズリー柄のデジタル風プリント
 セットアップには、印象的なプリントもオン。デザイナーの土屋郷により描き起こされたペイズリー柄は、手描きならではの歪みや滲みをそのままに、デジタル化してプリント。滲みが生む水彩画のような雰囲気に、デジタルによる冷たさもプラスされている。

ベルト使いでアクセントを
 シンプルな装いのアクセントとなるのは、遊び心溢れるベルト使い。穴をツク棒に通さずに、剣先の近くに施したポイントで穴を埋めることで、ベルトをクロスさせたスタイリングが可能。ベルトに配したクリスタルの装飾もポイントだ。

※本記事はファッションプレスニュースから配信されたものです。ファッションプレスでは、ブランド、デザイナー情報、歴史などファッション業界の情報をお届けしています。

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