豪ドル週間見通し:横ばいか、追加利上げの可能性残る

2023年8月5日 14:44

印刷

記事提供元:フィスコ

*14:44JST 豪ドル週間見通し:横ばいか、追加利上げの可能性残る
■弱含み、豪政策金利据え置きや米国債格下げが圧迫

今週の豪ドル・円は弱含み。米国経済のソフトランディング期待から株高となり、リスク選好的な豪ドル買い・円売りが観測。その後、豪準備銀行(中央銀行)は予想に反して政策金利の据え置きを決定し、リスク回避の豪ドル売り・円買いが拡大した。米国債の格下げを受けた欧米株安を嫌気した豪ドル売り・円買いも観測された。取引レンジ:92円97銭-95円83銭。

■横ばいか、追加利上げの可能性残る

来週の豪ドル・円は横ばいか。豪準備銀行(中央銀行)は8月理事会で、これまでの利上げにより経済の需給バランスの是正は続くとして、政策金利の据え置きを決めた。ただ、声明では「追加引き締めの可能性」が維持されており、新たな売買材料が提供されない場合、豪ドル・円は一方向に動きづらいとみられる。

○発表予定の豪主要経済指標・注目イベント
・特になし

予想レンジ:91円50銭-94円50銭《FA》

関連記事