東京為替:ドル・円は底堅い、147円60銭まで上昇

2022年10月14日 17:10

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記事提供元:フィスコ

*17:10JST 東京為替:ドル・円は底堅い、147円60銭まで上昇

14日の東京市場でドル・円は底堅い。仲値にかけてドル売りに振れ、一時147円06銭まで値を下げた。ただ、米10年債利回りの戻りは限定的だが、日経平均株価の大幅高で円売りに振れ、ドルは夕方の取引で朝方に付けた高値を上抜け147円60銭まで切り返した。

・ユーロ・円は143円79銭から144円41銭まで上昇。
・ユーロ・ドルは0.9808ドルから0.9753ドルまで値を下げた。

・17時時点:ドル・円147円40-50銭、ユーロ・円144円00-10銭
・日経平均株価:始値26,599.32円、高値27,180.16円、安値26,595.35円、終値27,090.76円(前日比853.34円高)

【要人発言】
・デギンドス欧州中銀(ECB)副総裁
「非常に高いレベルの不確実性が存在」
「インフレ率を中期的に2%の目標に戻すため、必要なことは何でもする」
「ユーロ圏の下振れリスクが近づいている」
・鈴木財務相
「投機による過度な変動は容認できない」
「過度な変動には適切な対応を取りたい」
「前回の為替介入は米国から理解を明確に示していただいた」
「今回はイエレン米財務長官と会談しなかった」
・黒田日銀総裁
「G20では日本の物価動向や政策対応について説明した」
・財務省高官
「介入を実施したかどうかを表明するのはケースバイケース」
・中国人民銀行
「穏健な金融政策の実施を強化する」
「実体経済への支援を強化。インフラ整備の支援を重視する」

【経済指標】
・日・9月マネーストックM3:前年比+2.9%(予想:+3.0%、8月:+3.0%)
・中・9月消費者物価指数:前年比+2.8%(予想:+2.9%、8月:+2.5%)
・中・9月生産者物価指数:前年比+0.9%(予想:+1.0%、8月:+2.3%)《TY》

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