ユーロ週間見通し:伸び悩みか、8月小売売上高が手掛かり材料に

2022年10月1日 14:53

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記事提供元:フィスコ

*14:53JST ユーロ週間見通し:伸び悩みか、8月小売売上高が手掛かり材料に
■反発、リスク回避のユーロ売りは縮小

今週のユーロ・ドルは反発。一時0.9854ドルまで買われた。英国財政の悪化や高インフレが懸念され、ポンドが急落し、対米ドルでユーロも連れ安となった。しかしながら、英中央銀行が長期国債の購入を決めたこと、欧州中央銀行(ECB)による大幅追加利上げ観測が広がったことから、リスク回避のユーロ売りは縮小した。取引レンジ:0.9536ドル-0.9854ドル。

■弱含みか、エネルギー供給不安は一層強まる可能性

来週のユーロ・ドルは弱含みか。ノルドストリームの損傷で域内へエネルギー供給不安が再燃しており、欧州中央銀行(ECB)当局者は金融引き締めに前向きだが、成長鈍化の思惑によりユーロは買いづらい。9月米雇用統計が市場予想と一致した場合、もう一段の金利引き上げを想定したユーロ売り・ドル買いが見込まれる。

予想レンジ:0.9600ドル−0.9900ドル

■反発、英ポンド安是正を好感してユーロ買い強まる

今週のユーロ・円は反発。英国財政の悪化や高インフレが懸念され、英国債やポンドが急落し、リスク回避的なユーロ売り・円買いが先行した。しかしながら、英中央銀行による時限的な長期国債購入や欧州中央銀行(ECB)による0.75ポイントの追加利上げ観測が広がり、リスク回避的なユーロ売り・円買いは縮小。米ドル・円相場が円安方向に振れたことも影響したようだ。取引レンジ:137円40銭−142円29銭。

■伸び悩みか、8月小売売上高が手掛かり材料に

来週のユーロ・円は伸び悩みか。欧州中央銀行(ECB)はインフレ抑止に向け金融引き締めを進める方針だが、8月のユーロ圏小売売上高が低調だった場合、景気減速懸念によるユーロ売りに押される展開となりそうだ。エネルギー供給不安は解消されていないことから、ユーロ売りが再び強まる可能性は残されている。

○発表予定のユーロ圏主要経済指標・注目イベント
・6日:8月小売売上高(7月:前月比+0.3%)

予想レンジ:139円50銭−142円50銭《FA》

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