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訪問介護マッチング「クラウドケア」、法人向けの福利厚生プランを開始
訪問介護や家事支援のマッチングサービス「Crowd Care(クラウドケア)」を運営するクラウドケア(東京都渋谷区)は18日、法人向けに福利厚生プランの提供を開始した。第1号として、ガイアックスへの導入が決まっている。高齢化が進む中、課題となっている「介護離職」を防ぐ。
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クラウドケアは、介護保険適用外の訪問介護や生活支援、家事などをネット経由で依頼できるサービス。通院や外出の付き添い、夜間の見守り介護、草むしり、電球の取り換えなど幅広い内容を頼むことができる。
今回導入する福利厚生プランでは、3%以上割り引いた優待価格でクラウドケアを利用できるようにする。導入第1号のガイアックスの場合は、利用料金の一部を会社が負担し、従業員は50%以下の価格で利用できるように設計した。
国内の介護離職者は年間10万人程度と推計されており、経済産業省によればその経済損失は6500億円以上。企業にとって働き手の離職は大きなダメージとして認識されている。
クラウドケアを福利厚生として活用すれば、従業員が介護しながら働き続けることができると考え、企業向けのプランをリリースした。
導入企業のガイアックスは多様な働き方を取り入れているが、「自由な働き方」では介護離職の問題を解決するのは難しいと判断。同社の人事総務部責任者の流拓巳氏は「いつ誰に発生するかわからない介護の問題への対応を強化する」とコメントしている。
クラウドケアの基本料金は、スポット依頼なら1時間3300円(価格はいずれも税込)、1週間に1回以上の定期依頼なら1時間2750円。これに加えて交通費が880円となっている。有料オプションでは、ヘルパーの指名や深夜早朝の対応も相談できる。
登録しているのは、介護職で勤務している人の副業や、フリーランスなどのギグワーカーなどだ。テクノロジーによってマッチングすることで、自費訪問介護を低価格で依頼したり、介護以外の幅広い支援を依頼できるようにしている。(記事:土佐洋甘・記事一覧を見る)
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