日経VI:小幅に低下、株価堅調で警戒感緩むも懸念材料は引き続き意識

2022年4月21日 16:00

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記事提供元:フィスコ


*16:00JST 日経VI:小幅に低下、株価堅調で警戒感緩むも懸念材料は引き続き意識
日経平均ボラティリティー・インデックス(投資家が将来の市場変動の大きさをどう想定しているかを表した指数)は21日、前日比-0.17(低下率0.79%)の21.52と小幅に低下した。なお、高値は21.52、安値は21.01。今日の東京株式市場は買いが先行し、日経225先物は上昇、日経VIは低下して始まった。取引開始後も日経225先物は底堅く推移し、今日で3日続伸となり、市場ではボラティリティーの高まりを警戒するムードが緩和し、今日の日経VIは終日、昨日の水準を下回って推移した。ただ、ウクライナでの戦闘激化や中国での新型コロナ感染拡大、米長期金利の先高観測やインフレ長期化見通しなど懸念材料が引き続き意識され、日経VIの低下幅は概ね限定的にとどまった。

【日経平均VIとは】
日経平均VIは、市場が期待する日経平均株価の将来1か月間の変動の大きさ(ボラティリティ)を表す数値です。日経平均株価が急落する時に急上昇するという特徴があり、日経平均株価と通常は弱く逆相関する傾向があります。一方、数値が急上昇した後に、一定のレンジ(20~30程度)に回帰するという特徴も持っています。《FA》

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