京成千葉中央駅ビルが10月29日開業、医療モールは2022年1月オープンへ

2021年9月8日 16:14

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京成千葉中央ビルの外観と商業施設内イメージ(京成電鉄発表資料より)

京成千葉中央ビルの外観と商業施設内イメージ(京成電鉄発表資料より)[写真拡大]

 京成電鉄が千葉市中央区本千葉町で建て替え工事を進めてきた、千葉中央駅直結の「京成千葉中央ビル」が完成した。スーパーなど商業施設と医療モール、ホテルなど多様な施設が入居して10月29日に開業する。このうち、医療モールは2022年1月下旬にオープンする予定。

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 施設は鉄骨8階建て延べ約1万1,000平方メートル。1~2階が商業フロアで、スーパーの「リブレ京成」、コンビニエンスストアの「ファミリーマート」、整体の「整体×骨盤カラダファクトリー」、100円ショップの「ダイソー」が入居する。このうち、ファミリーマートは9月9日に先行オープンする。

 3階は医療モールを中心とする構成。内科、小児科、外科、皮膚科の診療をするクリニックと薬局に加え、インドアゴルフ練習場、不動産会社の窓口が登場する。さらに、リモート会議が可能なブースと会議室を備えるシェアオフィスが入居し、コロナ禍のテレワーク需要にも対応する。4~6階はオフィスフロア。7~8階にはホテルの「京成ホテルミラマーレ アネックス」が入居し、3タイプ66の客室を備える。

 前身となるのは千葉中央西口ビル。1967年の開業で老朽化が進んだため、2018年から建て替え工事に入っていた。駅前のにぎわい創出と沿線住民、駅利用者の利便性向上を目指し、多様な商業施設に医療モールを加えたテナント構成としている。

 千葉中央駅から約1キロ離れた京成千葉駅、JR千葉駅までの間は、商業施設が切れ目なく続く千葉市の中心市街地。千葉中央駅東口は商業施設とホテル、映画館などが入居する複合施設がオープンし、にぎわいを生む拠点となっている。西口への複合施設登場で駅周辺に新たな活気がもたらされそうだ。(記事:高田泰・記事一覧を見る

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