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富岳で飛沫シミュレーション、二重マスクは効果薄
記事提供元:スラド
理化学研究所は文部科学省との連携により、継続的にスーパーコンピュータ「富岳」を使用してウイルス飛沫感染に関するシミュレーションを行っている。米国では米疾病管理予防センター(CDC)が二重マスクに効果があるとしているが(WIRED、過去記事)、4日に発表された研究成果によれば二重マスクの効果は限定的であることが分かったという(PC Watch、産経新聞)。
理研チームリーダーで神戸大教授の坪倉誠氏によると、不織布マスクをゆるくつけた状態で布やウレタンマスクをつければ、内側の不織布マスクが顔にフィットすることなどから性能は20%向上し、89%程度となることがシミュレーションで示されたという。しかし、不織布マスクを隙間なく着けた場合との差はわずか4%しかなかったとしている。坪倉氏は1枚の不織布マスクを、隙間なく装着することが大切であるとした。また不織布を2枚装着することはほとんど意味がないという。空気抵抗が大きくなり、隙間から漏れるためだとしている。
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※この記事はスラドから提供を受けて配信しています。
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