新電力、電力の卸値高騰などから新規契約停止や事業休止などの動き

2021年1月28日 09:56

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記事提供元:スラド

しばらく続いた電力需給の逼迫問題で、卸電力のスポット価格が1キロワット時150円を超えるなどしたことから、新電力に様々な影響が出ているようだ。新電力の一つである楽天エナジーは1月26日、「楽天でんき」などエネルギー関連サービスを一時停止すると発表した(楽天エナジースマートジャパン)。既に契約済みのユーザーに関しては、これまでどおり供給を受けることができるとしている。

また日経新聞によると、秋田県鹿角市などが出資する「かづのパワー」は2月14日に全事業を休止するという。解散も選択肢に入っているとしている(日経新聞毎日新聞)。また電力小売り事業ワンレクトホールディングス(HD)株式を保有している歯愛メディカルは、全保有株式である60%をワンレクトHDの小田柿陽介社長らに譲渡した。譲渡価額は非公表だという(M&A Online)。

こうした問題から、新電力56社は経産省に要望書を提出していることも報じられている。要望書は1月18日に出されたもので、価格設定の指標となる市場の需要曲線と供給曲線、燃料在庫状況などの情報公開、高騰期間に一般送配電事業者が得た利益を小売電気事業者と国民に還元することなどを求めている(スマートジャパン)。

あるAnonymous Coward 曰く、 新電力、卸値高騰で苦境 秋田では事業休止も
https://www.nikkei.com/article/DGXZQODZ254J30V20C21A1000000

「楽天でんき」が新規契約停止 卸値高騰で調達に障害
https://www.nikkei.com/article/DGXZQODZ25BTZ0V20C21A1000000

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