ジェイエスエスは下値固め完了、21年3月期は新型コロナ影響だが再上振れ余地

2021年1月15日 08:38

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記事提供元:日本インタビュ新聞社

 ジェイエスエス<6074>(JQ)はスイミングスクールを全国展開し、スイミングスクール特化型企業では首位の施設数を誇っている。21年3月期は新型コロナウイルスの影響で赤字予想だが、売上が回復基調であり再上振れ余地がありそうだ。配当は増配予想としている。なお1月7日と1月13日に緊急事態宣言が発令されたが、スイミングスクールの通常営業を継続する。株価は反発力の鈍い展開だが、一方では下値固め完了感を強めている。調整一巡して出直りを期待したい。

■スイミングスクール運営首位

 スイミングスクールを直営と受託で全国展開している。20年3月末現在の事業所数は直営63カ所、受託21カ所、合計84カ所(うちコンパクトプール15か所)である。スイミングスクール特化型企業では首位の施設数を誇っている。

 20年3月期末会員数は、子供会員が19年3月期末比1.1%減の8万5876人、大人会員が2.9%減の1万1268人、合計が1.3%減の9万7144人である。なお育成選手の実績として、瀬戸大地選手、渡部香生子選手、荒井祭里選手、玉井陸斗選手など多くの有力選手を輩出している。

 スクール事業の強みには、総合フィットネスクラブとの比較で景気に左右され難いという点がある。入会から四泳法習得まで2~3年の安定した在籍が期待され、ベビーからの入会や選手コースへの進級で長期在籍の可能性も高まる。大人会員は高齢者が中心で、生涯スポーツ化も期待される。

 20年3月には、ニチイ学館<9792>との資本業務提携を解消し、日本テレビホールディングス<9404>と業務資本提携した。日本テレビホールディングスのグループ会社でフィットネスジムを展開するディップネス(20年4月1日現在、関東エリアを中心に全国173店舗を展開)と協業してシナジーを創出する。

■中期経営計画で23年3月期経常利益5億50百万円目指す

 中期経営計画(20年8月公表)では目標数値として、23年3月期売上高90億86百万円、経常利益5億50百万円、純利益3億47百万円、EPS89円35銭を掲げている。

 重点施策として、事業戦略では年間2事業所程度の着実な出店、中高年層をターゲットとしたプログラムの開発、水泳指導技術を活かした商品開発の強化、東京オリンピックへ向けての選手強化、業務受託および業務提携など事業パートナーとの連携、人事戦略では教育・研修の充実、評価制度・昇給制度の改革、女性社員の職域拡大と活用の高度化、財務戦略ではコロナ以前の業績回復、東証市場区分見直しへの対応を推進する。

■21年3月期は新型コロナ影響で赤字予想だが再上振れ余地

 21年3月期の非連結業績予想(期初時点では未定、8月11日公表、11月13日に各利益を上方修正)は、売上高が20年3月期比22.1%減の66億05百万円で、営業利益が2億65百万円の赤字(20年3月期は3億74百万円の黒字)、経常利益が2億64百万円の赤字(同3億90百万円の黒字)、純利益が4億98百万円の赤字(同1億85百万円の黒字)としている。配当予想は1円25銭増配の15円(第2四半期末7円50銭、期末7円50銭)としている。

 第2四半期累計は、売上高が前年同期比37.5%減の27億63百万円、営業利益が85百万円の赤字(前年同期は2億56百万円の黒字)、経常利益が83百万円の赤字(同2億55百万円の黒字)、純利益が3億21百万円の赤字(同1億69百万円の黒字)だった。

 新型コロナウイルスに伴う臨時休業や在籍会員数減少で大幅減収だった。会員数は9.3%減の9万3030人で、スイミングスクール収入は36.6%減収、商品売上は47.7%減収だった。売上減少に伴って各利益は赤字だったが、従来予想に対して上振れて着地した。臨時休業期間中に発生した固定費(人件費、地代家賃、減価償却費等)を新型コロナウイルス感染症による損失(5億22百万円)として特別損失に計上し、雇用調整助成金等1億84百万円を特別利益に計上した。

 通期ベースでも新型コロナウイルスの影響で大幅減収・赤字予想としている。ただし第2四半期累計の利益が計画に対して大幅に上振れたため、通期利益予想も上方修正して、従来予想に比べて赤字幅が縮小する見込みでとしている。売上が回復基調であり通期予想は再上振れ余地がありそうだ。

■株主優待制度は3月末と9月末の年2回

 株主優待制度は毎年3月31日および9月30日の年2回、1単元(100株)以上保有株主を対象として実施している。保有株式数に応じて優待券(詳細は会社HP参照)を贈呈する。

■株価は下値固め完了

 株価は反発力の鈍い展開だが、一方では下値固め完了感を強めている。調整一巡して出直りを期待したい。1月14日の終値は427円、今期予想配当利回り(会社予想の15円で算出)は約3.5%、前期実績PBR(前期実績BPS741円64銭で算出)は約0.6倍、時価総額は約17億円である。(情報提供:日本インタビュ新聞社=Media-IR)

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※この記事は日本インタビュ新聞社=Media-IRより提供を受けて配信しています。

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