大阪金は再び7000円の大台を目指すか サンワード貿易の陳氏(花田浩菜)

2020年12月21日 14:30

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記事提供元:フィスコ


*14:30JST 大阪金は再び7000円の大台を目指すか サンワード貿易の陳氏(花田浩菜)
皆さん、こんにちは。フィスコリサーチレポーター花田浩菜の気になるレポートです。今回は、ゴムについてのレポートを紹介します。

陳さんはまず、17日のNY金について、『米連邦公開市場委員会(FOMC)の長期金融緩和策と米国の追加経済対策への期待から一時1902ドルまで上昇した』として、『終値は1890.40ドル(+31.30)。11月上旬以来約1カ月ぶりの高値を付けた』と伝えています。

続けて、『米連邦準備制度理事会(FRB)は16日、実質的なセロ金利政策を維持し、米国債などを買い入れる量的緩和策を「雇用最大化と物価安定の目標へ十分前進するまで続ける」方針を発表した』と述べており、これを受けて『外国為替市場ではドル安・ユーロ高が進行し、ドル建て金は割安感から買われた』と言及。

ドルインデックスについては『90ポイントを割り込んだが、これは2018年3月以来のこと』と述べています。

また、『米政府機関の閉鎖を回避するための期限が18日に迫る中、与野党は9000億ドル規模の新型コロナ経済対策案の合意に向けて協議した。米追加経済対策法案成立への期待が高まり、大規模な財政出動による物価上昇観測から金にインフレヘッジとしての買いも入った』と伝えています。

最後の大きな変動要因としては、『英国と欧州連合(EU)の自由貿易協定(FTA)』を挙げており、『交渉期限は20日とされており、決裂となればポンドは急落し、ポンド建て金は急反発しよう。安全資産である金買いが活発化することが予想される』と分析しています。

一方、『合意となればポンドとユーロの上昇が予想されドル建て金は割安感が強まることから上昇しやすくなる』と指摘し、いずれにしても、『金相場の重石となることはなさそうだ』と考察しています。

さらに、『NY金の上昇に連れて大阪金も出直りしつつある』とのこと。『年初来高値7032円(8月7日)と年初来安値4876円(3月17日)にフィボナッチ比率を当てはめる』として、『11月30日に5900円の安値をつけたが、これはほぼ0.5倍押し=5954円の水準だった。そこから反発に転じ、現時点では6250円台だが、0.38倍押し=6213円を上回った。MACDも上昇のクロスを示現し、押し目が完了した可能性が高い』との見解を伝えています。

『0.38倍押しを完成したことで全値戻しが期待される』と予想し、『大阪金は再び7000円の大台を目指す可能性が高いだろう』と示唆しています。

参考にしてみてくださいね。

上記の詳細コメントは、ブログ「テクニカルマイスター」の12月18日付「【大阪金、テクニカル的に強気に転換か】」にまとめられていますので、ご興味があればご覧ください。

フィスコリサーチレポーター 花田浩菜《HH》

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