JAF、車内に子ども残した「キー閉じ込み」で出動 2019年8月は100件以上

2020年7月27日 07:41

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暑さ指数(WBGT)の推移(画像: JAFの発表資料より)

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 日本自動車連盟(以下、JAF)は22日、2019年8月の1カ月間に発生し、スタッフが出動した“子どもやペットを車内に残したままのキー閉じこみ”の件数を公開した。

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■2019年8月の出動件数は全国で144件

 JAFは多くの車のトラブルに対して出動、救援などを全国で行っている。その中でも「キー閉じこみ」の現象により出動した件数は144件にのぼり、子どもは115件、ペットは29件だった。通常であれば現場でスタッフが車両の解錠作業を行い救出するが、命にかかわる場合など緊急性が高くドアガラスを割るなどの緊急作業を行った件数は9件あった。

■子どもやペットを車内に残すことは危険

 熱中症は最悪の場合、死に至る病気だ。短時間で発生するため、多くの危険性がある。特に乳幼児は体温を調節するための機能が未発達のため、短時間でも放置すると熱中症になる危険性がある。

 JAFが行った検査によると、気温35度の状態で窓を閉めエンジンを切った後、15分で人体には危険だといわれるレベルに達したとのこと。日陰に車両を置いたとしても車内の温度差は7度しかなく、あまり意味がないという。

■対策を行うとどれくらい温度が下がるのか

 JAFは2012年に5つの車両条件が異なる状態でテストを行った。室温は25度の設定で統一。エアコン作動させた場合の室内温度、何も対策を行っていない黒色のワンボックスカー、サンシェードを装着したワンボックスカーで違いを見た。

 エアコンを作動させた場合の車内最高温度は27度で、車内平均温度は26度と、温度の上昇は防ぐことができている。だが対策を行っていない黒色のワンボックスカーはどうだろうか。最高温度は57度、平均温度は51度となっている。およそ30分で20度の急激な上昇を見せており、どのテストよりも上昇値、温度が高くなり危険であることがわかる。

 サンシェードを装着した場合でも、最高温度が50度で平均温度は47度だ。サンシェードは装着した当初は緩やかな上昇値のため効果が見られるが、その後は温度上昇を見せている。

 これらの結果から子どもやペットだけを車内に残すことがいかに危険であるかがわかる。高齢者に関しても同じことが言える。また、エアコンをつけた状態で涼しい状態であっても、一酸化炭素中毒になる可能性もあるため、できる限りは車内に残さないほうが良いだろう。JAFもこれらに対して注意を呼び掛けている。(記事:キーパー・記事一覧を見る

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