Instagram、API使用し写真をWebページに埋め込むには権利者の許諾が必要

2020年6月9日 17:31

小

中

大

印刷

記事提供元:スラド

 headless曰く、

 InstagramがArs Technicaに対し、Instagram APIを使用して写真をWebページに埋め込む場合は利用規約のサブライセンス条項が適用されず、個別に権利者から許諾を得る必要があると述べたそうだ(Ars TechnicaThe VergeThe Next Web)。

 Instagram APIによる写真のWebページ埋め込みに関しては、写真の無断使用で訴えられたMashableがサブライセンスによる許諾を主張し、ニューヨーク南部地区連邦地裁が権利者から直接許可を得なくても著作権侵害にならないとの判断を4月に示している。一方、同様の写真使用で訴えられたNewsweekもサブライセンスによる許諾を主張して棄却申立を行ったが、ニューヨーク南部地区連邦地裁の別の判事は6月1日、この段階では許諾の有無を判断できないとして申立を却下した(PDF)。Instagramの見解は、APIによる写真のWebページ埋め込みが利用規約で認められているとの主張を否定するものとなる。

 このような裁判では従来「第三者のサーバーに保存された写真をWebページに表示しても、Webページ側は著作者の展示する権利を侵害しない」という「Server Test」と呼ばれる第9巡回区控訴裁判所の2007年判決に従って判断されてきた。Newsweekの棄却申立では写真の使用がフェアユースに当たるとの主張も却下されており、Newsweek側に残された有力なカードはServer Testのみとなる。ただし、2018年にはニューヨーク南部地区連邦地裁のまた別の判事がServer Testを無効と判断している。Ars TechnicaではNewsweekの件が連邦地裁で決着せず、第2巡回区控訴裁判所が審理することになれば、Server Testの今後を左右する注目の裁判になるとみているようだ。

 スラドのコメントを読む | ITセクション | メディア | YRO | 法廷 | スラッシュバック | 著作権 | Facebook

 関連ストーリー:
米連邦地裁、Instagram投稿のWebページ埋め込みにコンテンツ所有者から直接許可を受ける必要はないと判断 2020年04月19日
EU司法裁判所、Facebookの「いいね」ボタンを設置したサイトは個人情報収集・送信の共同責任者になるとの判断 2019年08月02日
米連邦地裁、Webサイトへのツイート埋め込みは著作権者の権利を侵害する可能性があるとの判断 2018年02月18日
SNSに投稿したコンテンツの「埋め込み」による無断利用、日本においては著作権侵害には当たらない 2017年05月01日

※この記事はスラドから提供を受けて配信しています。

関連キーワード著作権著作権侵害Instagram裁判ニューヨーク

関連記事

広告

財経アクセスランキング

広告

写真で見るニュース

  • マイナーチェンジを受けたトヨタ・RAV4(画像:トヨタ自動車発表資料より)
  • キャデラック・リリック(画像:ゼネラル・モーターズ発表資料より)
  • (c) 123rf
  • ジャンプスタートのイメージ。
  • 複合商業施設の完成イメージ(J.フロントリテイリング発表資料より)
  • 2019年4月に発売された「ジェロ」の特別仕様車「FINAL EDITION」。(画像: 三菱自動車工業の発表資料より)
 

広告

ピックアップ 注目ニュース